頭文字をつないだ略号(sigle)のうち、定冠詞が母音字で始まる略号につく場合はリエゾンするけど(l'OMS)、子音字で始まる略号は、その子音字の読み方が母音で始まる場合でもリエゾンしないわよ(l'SNCFではなくてla SNCF)。EDFなど定冠詞がつかない企業名もあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 20, 2020
「日記」も「新聞」もjournalなので、私的な「日記」を特にjournal intimeと呼んで区別するわよ。「航海日誌」のことはjournal de bordというわね。日本にはあまりいないけど、フランスには日記を出版する作家が珍しくなく、diaristeと呼ばれます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 21, 2020
Ils se haïssent l'un l'autreは「彼らは憎み合っている」という意味で、l'un l'autreは冗語的だけど、代名詞seが再帰ではなく相互の意味をもっていることを明確にする機能をもっているわね。グレヴィスによると、主語が3人以上でもこの表現が使えます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 22, 2020
副詞と否定のpasは順序によって意味が変わるので気をつけてね。たとえばJe ne suis pas toujours d'accordは「必ずしも同意ではない」という意味で、Je ne suis toujours pas d'accordは「相変わらず同意ではない」という意味よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 23, 2020
南仏の人は歌うようなアクセント(accent chantant)のフランス語を話すとよく云われるわね。このaccentは「訛り」と考えられるもので、一般的にはこのようなアクセントなしで話すのが理想だと考えられているわよ(parler sans accent)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 24, 2020
Anとannéeは類義語で、anが抽象的で点的な「年」を意味するのに対してannéeは具体的な長さをもつ一年間を意味するとされるけれど、違いは特に用法にあるわね。Anはほとんど形容詞を伴うことがないのが特徴で、決まった表現以外はあまり応用が利かないと思った方がいいわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 25, 2020
Les chiens c'est fidèleということばに対して、Mes chiens ils ne sont pas fidèlesと答えることができるわね。一般的なことを云うか、特定の個体について云うかによって、遊離した主語を受ける代名詞が変わってくるものと考えられるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 26, 2020
【今週の一曲】Jacques – Hoohoohoo hahaha (2019) https://t.co/NnjLlTCQwW
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 20, 2020
Alice Botté – Purgatoire 428 (2019) https://t.co/WYUh68PEsX アリス・ボテは数多くのミュージシャンの録音に参加してきた1959年生まれの男性ギタリストで、2019年にファーストソロ『1』を発表した。不穏なインストのノイズ曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 20, 2020
Andriamad – Jaimalé (2019) https://t.co/pDGjkUOyRe アンドリアマッドはエレクトロ・トロピカルを標榜する男女デュオ。グループ名は女性ヴォーカリストのマルガッシュ人の祖母の名前から来ている。曲名はJ'aime allerの綴りを変えたもの。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 21, 2020
Chevalrex – Le grand absent (2018) https://t.co/zVZGocfrof ヴァランス在住の箱庭ポップス職人シュヴァルレックスことレミ・ポンセのアルバムAnti sloganから。路上でテニスをする楽しいヴィデオクリップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 22, 2020
The Hyènes – Plus dark que Vador (2019) https://t.co/mKZQuucEpX ボルドーの4人組ロックグループ、ザ・イエーヌの三枚目のアルバムに先立つEPの収録曲。元ノワール・デジールのベーシストとドラマーがメンバーだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 23, 2020
Santa Esmeralda – Don't Let Me Be Misunderstood (1977) https://t.co/XZ02B7PtzD フランス人の作曲家ニコラ・スコルスキーが仕掛け人となりパリで結成されたフラメンコディスコグループ。フレンチタッチの元祖。(英語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 24, 2020
Joanna – Pétasse (2020) https://t.co/Vofp1dYngu ジョアナはレンヌ出身の歌手で、自作曲を歌って自分で撮ったクリップをユーチューブ上に発表して注目された。不健康で気怠い感覚のR&Bが魅力的である。2020年のファーストEPからの曲。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 25, 2020
Alain Kan – Star ou rien (1974) https://t.co/iTHNWWVpIG フランスポピュラー音楽史の謎、アラン・カン。普通のシャンソン歌手だったが、突如グラムロックになり、その後パンクになり、1990年に失踪した。これはグラムに転身したときの映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 26, 2020