Eau-de-vie(複数形はeaux-de-vie)は文字通りには「命の水」だけど、コニャックやカルヴァドスなどの「蒸留酒」を意味するわよ。ワインなど度数が低いお酒の蒸留工程だけでできた飲み物のことで、アルコールや蒸留酒に香りをつけたパスティスなどの飲み物はこれに含まれません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 27, 2020
Certainという形容詞が名詞の前にあって「ある~」を意味するとき、単数形の場合は不定冠詞がつき(homme d'un certain âge)、複数形の場合はつかないのが普通よ(dans certains pays)。Un certain Dupontは「デュポンという人」。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 28, 2020
フランス語では「ジェンダー」のことをgenreというわよ。つまり「ジェンダー」と「ジャンル」は同じ語源をもつ単語で、英語から取り入れた外来語が「ジェンダー」、フランス語から取り入れたのが「ジャンル」ということね。このgenreは名詞や形容詞などの「性」の意味でも使います。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 29, 2020
アンドレ・ブルトンの小説『ナジャ』の冒頭のことばはQui suis-je ?ね。「私は誰か」という意味だけど、je suisはêtreとsuivreに共通する活用形なので、「私は誰を追いかけているのか」という意味ももっているのよ。訳し方を工夫している翻訳もあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 30, 2020
Bras d'honneurやdoigt d'honneurは文字通りにはそれぞれ「名誉の腕」、「名誉の指」だけど、実際の意味は全くの正反対で、腕をL字型に折って拳を突き上げる動作や中指を立てる動作など、相手に対する軽蔑を示して喧嘩を売るときに使う所作のことなのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 31, 2020
「馬に乗る人」の意味でのcavalierの女性形はcavalièreだけど、この意味ではamazoneの方をcavalièreよりもよく使うと云われているわ。Cette femme est un excellent cavalierのように男性形を用いることもあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 1, 2020
分離を意味する動詞の場合、分離の対象の前置詞にd'avecを用いることがあるわよ。たとえばElle a divorcé d'avec son mariのような言い方をするわね。Deやavecだけを用いることもできるけど、d'avecを使うとよりはっきりすると云えるかもしれません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 2, 2020
【今週の一曲】Ehla – On me dit Ehla (2020) https://t.co/3ZWKXj4Uy3
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 27, 2020
Süeür – Peut-être (2020) https://t.co/2nvAFEexhX スュウール(汗)は男性3人組グループ。「ラッパーにはロック、ロッカーにはラップ」であるような音楽を標榜している。オルタナティヴロック風の暗さがある。2020年のデビューアルバムから。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 27, 2020
Juliette – Rimes féminines (1996) https://t.co/xzkLwsSemv 1962年パリ生まれの歌手ジュリエットは古き良きシャンソンの伝統を受け継いだ歌手で、フランスで人気がある。有名な女性の名前を数多く歌い込んだこの歌は代表曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 28, 2020
K.Maro – L.A. Sun (2020) https://t.co/W5tjpmtaYR 2004年のフランスR&Bの代表的ヒット曲Femme Like Uで知られるカマロはしばらくソロ活動をしていなかったが、2019年にベストを出して復活した。これはそのベスト収録の未発表曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 29, 2020
S.Pri Noir – Dystopia (2020) https://t.co/z0G4fbRoBo エスプリ・ノワール(邪心)ことマリック・メンドーサはパリ出身のセネガル系のラッパー。セカンドアルバムからの先行曲「ディストピア」のクリップはダークでスタイリスティックだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 30, 2020
Michou – Moi j'suis Michou https://t.co/IcND11iRmJ ミシューはパリ19区のキャバレー・ミシューの経営者だった。女装した男性が口パクで踊るキャバレーのスタイルを生み出したとも云われる。1978年の歌だが、これは1993年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 31, 2020
Clou – Rouge (2020) https://t.co/2ifoAFRHSf クルーことアンヌクレール・デュクードレーはパリ生まれのフォーク歌手で、繊細で端正な歌を歌う。2020年発表の待望のデビューアルバムOrages(雷雨)からの先行曲。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 1, 2020
Georges Brassens – Supplique pour être enterré sur la plage de Sète https://t.co/WL9OwUYZDg 南仏セット生まれのブラッサンスがセットの浜辺に埋葬してほしいと歌う歌。1967年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 2, 2020