Humour pince-sans-rireは文字通りには「笑わずにつねるユーモア」ということだけど、大雑把に云うと「とぼけたユーモア」ということね。からかいや皮肉のニュアンスを含むことが多く、わざと不機嫌そう、あるいは悲しそうに見せておいて醸し出すユーモアなども含みます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 16, 2020
呼びかけのことばmesdames et messieursのetはmesdamesの語末のSとリエゾンするわよ([medamzemesjø])。このようにetは前に複数名詞が来るときに語末字とリエゾンすることがあるわね。たとえばArts et Métiersも同様よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 17, 2020
À tâtonsは「手探りで」という意味の副詞句で、tâtonsという単語はこの成句でしか用いないわよ。「手で触る」という意味のtâterから来ているように思えるけれど、むしろ「手探りする」という意味の動詞tâtonnerの派生語(déverbal)と考えた方がよさそうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 18, 2020
「硫黄」のことをsoufre(男性名詞)というけど、この名詞と語源が共通する形容詞のsulfureuxは、原義の「硫黄を含む」という意味の他に、比喩的な意味でよく用いられるわよ。硫黄が地獄や悪魔を連想させることから、「悪魔のような、危険な、きな臭い」という意味になるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 19, 2020
C'est mieux que rienは「何もないよりはマシだ」という意味だけど、C'est mieux que personne(誰もいないよりはマシ)はあまり耳にしないわね。一方Elle chante mieux que personneは「誰よりも歌が上手い」という意味。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 20, 2020
「帝王切開」のことはl'opération césarienneあるいはla césarienneといい、語源はciseaux(鋏)と通じる「切る」という意味から来ているわね。カエサル(César)の名前が母親のお腹を切られて生まれたことから来ているのかどうかは判然としないわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 21, 2020
Apéritifは「食前酒」のことで、apéroという略語をよく使うけど、形式ばらない簡素な立食パーティも意味するわよ。学生や友人同士の「飲み会」にだいたい相当するわね。Apéroの際に供されるおつまみはamuse-gueuleと呼ばれるわね。アミューズと略すのはやめましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 22, 2020
【今週の一曲】Oxmo Puccino – Tendrement (2020) https://t.co/YSkISQ0aIL
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 16, 2020
Zoufris Maracas – Sa Majesté la Mer (2020) https://t.co/mz2FKudbNd 南仏セット出身の社会派グループ、ズーフリ・マラカスのサードアルバムBleu de luneから。この海に捧げた歌はカーボヴェルデの音楽風らしい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 16, 2020
Eddie Constantine – Fais pas cette tête-là https://t.co/yrVR2iirXz エディ・コンスタンティンは米国人の歌手、俳優だがフランスで活動した。秘密捜査官レミー・コーションが当たり役だった。これは1968年の映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 17, 2020
LEM – Mehr Licht (2018) https://t.co/QeRjdes7Tr 80年代からベルギー人ミュージシャン、ニコラ・エクラを中心とする3人組LEM。80年代のポストパンク~ニューウェイヴの雰囲気をそのまま真空パックしたかのような音楽である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 18, 2020
Entracte Twist – Les Esses (2019) https://t.co/WBZFo5g6s6 アントラクト・トウィストはパリ出身の5人組ロックグループ。ポスト・パンク~ニューウェイヴのサウンドを現代によみがえらせるグループの一つ。注目が必要でしょう。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 19, 2020
Anne Etchegoyen – No es no (2019) https://t.co/EsP23pTHyE アンヌ・エチェゴイェンはバスク人の歌手。これは実際の強姦事件を題材にした歌で、フランス語とスペイン語で歌われている。女優のイツィアール・イトゥーニョとのデュエット。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 20, 2020
Biche – Discipline (2020) https://t.co/k0wcOJgmJk ミシェル・フュガンの息子、アレクシ・フュガンの五人組グループ、ビッシュ。マニアックなポップス好きにおすすめ。このクリップに出演しているのは母親のステファニー・フュガンである。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 21, 2020
Patrick Bruel – Place des Grands Hommes https://t.co/9aofTvZcVX パトリック・ブリュエルの最大の成功作Alors regarde(1989年)からのヒット曲の一つ。これは有名人の再会ものテレビ番組のためにつくった歌だそうだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 22, 2020