État d'âmeということばはちょっとわかりにくいわね。Il n'a aucun état d'âmeは「この男には感情がない(無情、非情である)」ということで、普通ならあるはずの感情の波やためらいがないことを意味します。État d'âmeは感情のあり方のことだけど、この波がある感情はétats d'âmeと複数形になるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 13, 2020
フランス語学習者の中には、単純過去なんて日常会話でも普通の文章でも使わないのに、どうして覚えなければいけないのかわからないと思っている人が結構多いんじゃないかな。そういう人でも子供が寝物語に聞かされる童話や昔話では単純過去を使っていると聞くと考え方が変わるのではないかしら?
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 14, 2020
リエゾンしなければならないところでは原則的に必ずリエゾンするけれど、リエゾンが義務でない場合のリエゾンは話しことばでしばしば省略されるわね。たとえばpas encoreの場合はリエゾンしない発音を耳にすることがかなり多いです。反対に詩の朗読では可能な限り最大限のリエゾンをするわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 15, 2020
Travail(仕事)の複数形はtravauxだけど、この複数形は「仕事」の意味ではなく「工事」の意味になるわね。「たくさんの仕事」と云いたいときはbeaucoup de travailでいいのよ。Travailsという複数形も存在するけど、これは蹄鉄工が馬蹄を履かせるときに馬を固定する四阿の意味の場合だけに使うわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 16, 2020
Détectiveは「探偵」の意味だけど、détectiveは男性名詞なのにどうして語尾が-ifではなくて-iveなのか気になるわね。それはこの単語が英語から取り入れられたものだからなのよ。Roman détectiveは「探偵小説」で、日本語と同様の古風な言い方よ。今は「推理小説」のことをroman policierと呼びます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 17, 2020
書物の「書き出し」のことをincipitというわよ。語末のTは発音します([ɛ̃sipit])。男性名詞だけど、語源はラテン語の動詞incipere(始まる)の直説法現在三人称単数形から来ているの。このような単語には他にdéficit(赤字)やhabitat(居住環境)があるけど、この中でincipitだけが単複同形よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 18, 2020
「抗生物質」のことはantibiotiqueというわよ。「抗体」はanticorps、「抗原」はantigèneね。薬剤にはanti-という接頭辞をもつものが多く、antidoteは「解毒剤」、antiseptiqueは「消毒薬」よ。Antalgique(鎮痛剤)のant-もanti-と同じ意味ね。いずれも男性名詞よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 19, 2020
【今週の一曲】Thérapie Taxi – Naïve (2020) https://t.co/r9LqLmJbna
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 13, 2020
Isha – Magma (2020) https://t.co/7Y6tOR9YdP イシャはベルギーのラッパーで、以前はペエスメイカーを名乗っていた。最近話題のベルギーのラッパーたちと違い、2008年のデビューでキャリアは長めである。メランコリックで影があるスタイルだ。La vie augmenteという題名のアルバム連作の三作目から。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 13, 2020
Karine Costa & Daniel Lévi – Ce rêve bleu (1993) https://t.co/sXyEyAroiQ ディズニー映画『アラジン』の主題歌A Whole New Worldのフランス版「この青い夢」。カナダのフランス語版はUn nouveau mondeで歌詞も題名も違う。テレビ番組の映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 14, 2020
Triangle – Viens avec nous (1972) https://t.co/PhlcL6a7jL トリアングルは1970年代前半に活動したロックグループで、3枚のアルバムを残した。これはセカンドアルバムの収録曲。フランス語で歌う本格的なロックグループは当時珍しかった。イントロがプログレ風味である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 15, 2020
Chapelier fou – Constantinople (2020) https://t.co/LeoUTZeTjJ シャプリエ・フー(気違い帽子屋)ことルイ・ヴァランスキーは、1984年メス生まれのエレクトロミュージシャン。ヴァイオリニストでもあり、エレクトロといってもノスタルジックな人間味のある室内向けの音楽を聴かせる。(インスト曲)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 16, 2020
MPL – Plaqué or (2020) https://t.co/mHOHTzTLA0 MPLはグルノーブルの5人組グループで、グループ名はMa pauvre Lucette(かわいそうなリュセットちゃん)の意味。死んだ友人の名前だというが真偽は不明。ロック、エレクトロ、ラップなどさまざまなジャンルを折衷した音楽だそうだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 17, 2020
Hervé – Si bien du mal (2020) https://t.co/olxnOv4dL0 エレクトロポップのエルヴェが新型コロナウイルス流行による自宅隔離中に台所で撮ったクリップ。ピコピコした懐かしめのサウンドに乗せて踊りながら料理をしている。明るく楽しいポップなメロディがいい感じです。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 18, 2020
Christophe – Aline https://t.co/MTEJwNXDSA 2020年4月17日に亡くなったクリストフことダニエル・ベヴィラクワの代表的ヒット曲。1965年のヒット曲だが、珍しいことに同じ録音内容のシングル盤が1979年に三百万枚以上を売り上げた。これは再ヒット時のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 19, 2020