コロナ禍とともにフランスでもclusterという単語を耳にするようになったけど、外来語の使用を嫌うフランス語ではfoyer de contaminationと言い換えられるわね。接触感染に関してはcontaminationよりもcontagionの方が適切だけど、contaminationの用例の方が多いようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 20, 2020
Se permettre + inf.は文字通りには「自らに~することを許す」という意味だけど、形式的な丁寧さを示すときによく用いるわよ。Je me permets de faire une remarqueは「一言云わせていただきます」という感じね。これをPermettez-moiと云ってもそれほど意味は変わらないわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 21, 2020
Rienやaucunは主にneを伴って否定文で用いられるけれど、用法はそれだけに限らないわよ。たとえばUn rien la fait rireは「彼女は何でもないことで笑う」という意味だし、D'aucuns pensent que c'est possibleは「ありうることだと考える人もいる」という意味よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 22, 2020
フランス国民議会の公式サイトでは、フランス革命以来の国会で行われた名演説を読むことができるのよ。ミラボーやロベスピエールから、ラマルティーヌやユゴー、ドゴール、シモーヌ・ヴェイユやバダンテールまで、さまざまな有名な演説が掲載されています。 https://t.co/6Ek9Vrnw9Z
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 23, 2020
Émulationという名詞はよく使う単語で、「肩を並べること」、「張り合うこと」という意味から、「競争心」、「(いい意味での)対抗意識」の意味で使うわよ。Il y a une grande émulation entre les élèvesは「生徒同士が(いい成績を目指して)大いに張り合っている」という意味ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 24, 2020
Neがpasやjamaisなどを伴わなくても単独で否定を意味することができる例には、pouvoirなど一部の動詞が不定詞を伴う場合(Je ne peux le faire)の他にもいくつかあるけど、たとえばsiを用いた条件節があるわよ。「間違いでなければ」という意味のsi je ne me trompeなどがよく使われるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 25, 2020
フランスの若者ことばで最近よく耳にするものにgameがあるわ。英語のgameから来たもので、発音も英語とほぼ同様よ。元はラップのビジネス世界とその世界における駆け引きを意味していたけど、今はもっと広く用いられます。Il pèse dans le gameは「彼は(ある界隈で)影響力がある」という感じね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 26, 2020
【今週の一曲】The Hop ft. Jazzy Bazz, Oxmo Puccino & Sabrina Bellaouel – Dunes (2020) https://t.co/lb9kDvMDHN
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 20, 2020
Julien Belliard – L'autre hémisphère (2020) https://t.co/hqd9wmGZUu ジュリアン・ベリアールはパリ郊外アルジャントゥイユ出身のシンガーソングライター。以前はZOという名前で活動していたが、本名でのファーストアルバムの題名はLe mirage de ZO(ZOの幻影)。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 20, 2020
7 Jaws & Seezy – Turbo S (2020) https://t.co/muN4Kcffbo ロレーヌ地方サールブール出身のラッパー、7ジョーズとプロデューサーのシージーのチーム。「全てを壊せ、そうすれば苦しみからお前を救ってやる」という日本語の台詞から始まるのでびっくりする(NARUTOらしい)。日本で撮影したクリップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 21, 2020
LEJ. ft. Bigflo et Oli – Tu es (2020) https://t.co/ehbVC6Vsdh YouTubeのマッシュアップで注目されたクラシック出身の女性3人組LEJのサードアルバムPas peurから、人気兄弟ラップデュオのビッグフロ&オリをフィーチュアしたもの。他にも多数のラッパーがアルバムに参加している。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 22, 2020
Baron Crâne – Firmin (2019) https://t.co/5G2hB0MBAl バロン・クラーヌ(頭蓋骨男爵)は2014年結成のパリのロックバンドで、ギター、ベース、ドラムスのトリオ。変拍子決め決めのプログレジャズロックのインスト曲。その手のものが好きな人は大興奮でしょう。特にベースが大活躍です。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 23, 2020
Liza Monet – My Best Plan (2012) https://t.co/RM9n2bS34i 元ポルノ女優のラッパー、リザ・モネのデビューヒット曲。中絶、売春、DVの経験がある。これはひたすら肉体的な性愛について歌うショッキングな歌だが、そこはかとないユーモアがある。これも一種のフェミニズムなのかも。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 24, 2020
Marie-Gold – Mémoire (2020) https://t.co/IvBT4i81Qi アルバム一枚だけで活動を休止してしまったモントリオールの女性ラップグループのメンバー、マリーゴールドの傑作デビューソロRègle d'orから。簡素な音のポップなラップで、自然体の雰囲気が魅力的である。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 25, 2020
Nino Ferrer – Je veux être noir https://t.co/K3hDIVO0rQ イタリア系フランス人のブルーアイドソウルシンガー、ニノ・フェレール(1934-1998)の「黒人になりたい」という歌。1966年のデビューアルバム『公開録音盤』(実際はスタジオ録音)の一曲目。1967年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 26, 2020