Par contre(それに対して)という副詞句は話しことばで頻繁に耳にするけれど、書きことばでは使わない方がいいとする伝統があるわよ。元はといえばヴォルテールがこれを商業起源の言い回しと批判したことがその理由のようね。代わりにen revancheなどを使うことが推奨されます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 14, 2020
「彼女はいい人です」といいたいときにElle est bonneといったら駄目よ。このbonneは俗語で「彼女はセクシーだ」ということを性的な下品さを込めていうときに使う単語です。食べ物のように「おいしそう」という感じかしら。最近の俗語ではdjombという単語がこのbonneに当たるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 15, 2020
バグパイプのことをフランス語でcornemuseというわよ。この中で特にブルターニュのものをbiniouといいます。よく知られているスコットランドのバグパイプには通奏管が三本あるけれど、biniouには一本しかないのが特徴ね。この「古いbiniou」のことを特にbiniou kozhと呼ぶそうです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 16, 2020
Payerなど不定形の語尾が-ayerである動詞には二系列の活用があるけど、語尾が-oyerや-uyerの場合は一系列しかないわよ。Je paieraiとje payeraiは両方正しいけど(発音が違う)、je me noieraiは正しくてje me noyeraiは間違いです。ちなみにnoyerという男性名詞はnoixがとれる「くるみの木」のこと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 17, 2020
「それは関係ないよ」は(Ça n'a) Rien à voirや(Il n'y a) Aucun rapportで、類義語のrelationは使わないわよ。Relationは対象がものの場合はより具体的な関係について使うけど、人間関係について使われることが多い単語ね。Il a beaucoup de relationsは「たくさんコネがある」の意味。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 18, 2020
Nicola Sirkis est le seul membre historique du groupe Indochineは「ニコラ・シルキスはアンドシーヌというグループの唯一の結成当時からのメンバーである」という意味よ。Historiqueという単語を見ると機械的に「歴史的な」と訳すのではなくて、一度立ち止まって考えてみましょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 19, 2020
「食堂」は部屋としてはsalle à mangerだけど、cantine(女性名詞)とréfectoire(男性名詞)という単語もあるわね。よく使うのはcantineという単語だけど、réfectoireの方は寄宿制学校や修道院などの寄宿生に毎日の食事を提供するところのことをいうようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 20, 2020
【今週の一曲】Pomme – Grandiose (2020) https://t.co/rs0QPZUSAu
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 14, 2020
Jeanne Added – Air (2020) https://t.co/mMpyI57J14 ジャンヌ・アデッドは1980年ランス生まれのロック歌手で、2019年のヴィクトワール賞で最優秀女性アーティスト賞を受賞している。英語の歌ばかりだったが、EP、Airの一曲目は初めてのフランス語の歌。これはEP8曲を映像化した30分を超えるクリップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 14, 2020
Bosh – Djomb (2020) https://t.co/HSfr6XpitC ボッシュは1992年生まれのラッパー。カナルプリュスのラップシーンを舞台にしたドラマValidéに登場し、この曲が2020年の大ヒット曲になった。題名のdjombは女性が「スタイルがいい」事を意味する新しい俗語で、前ならcanonといったところ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 15, 2020
Tessa B. – Jamais (2020) https://t.co/rTltk6ITh7 かつてフランスのR&Bといえばつまらない音楽の代名詞だったが、ここ数年面白いアーティストが登場してきている。これはその中の一人のテッサ・Bの7曲入りデビューEP、Dans ma têteの収録曲で、君管上には2018年に発表されていたもの。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 16, 2020
Corridor – Grand cheval (2019) https://t.co/NXvSbcTAmL コリドールはモントリオールの4人組グループで、シアトルのサブポップレーベル初のフランス語で歌うロックバンドである。この曲はサードアルバムJuniorから。リリカルな響きのサイケギターポップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 17, 2020
Raggasonic – Bleu, blanc, rouge (1995) https://t.co/2dJ9vqWrLN ラガソニックは90年代後半にヒットしたビッグ・レッドとダディ・モリーによるレゲエグループ(プロデューサーのフレンチーが3人目のメンバー)。2010年に再結成したが、今はそれぞれソロ活動をしている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 18, 2020
Indochine – Nos célébrations (2020) https://t.co/QZ0oqs8U7D 1981年結成のベテランロックバンド、アンドシーヌは結成40周年を記念して、キャリアを20年ごとに分けた二組のシングルコンピレーションを出す。これは後半の方、Singles Collection (2001-2021)に収録される新曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 19, 2020
Michel Legrand – Les moulins de mon cœur https://t.co/yvRLVPW3jD 1968年の米国映画『華麗なる賭け』のテーマ曲で、歌曲賞のオスカーを受賞した「風のささやき」のフランス語版(原曲は英語)を作曲者のミシェル・ルグラン(1932-2016)がピアノを弾きながら歌う。1976年のテレビ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 20, 2020