「爆発する、突発する」という意味のéclaterは普通自動詞として用いられるわよ。「戦争が突発した」はLa guerre a éclatéだけど、一方代名動詞のs'éclaterは話しことばで「大いに楽しむ」という意味になります。Il s'éclate dans son boulotは「仕事で乗りに乗っている」ということね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 21, 2020
鼻母音はたとえばanという綴りにアンという仮名が対応するので、どうしても二つの音があるというイメージがつきまといがちだけど、二つに分かれない一つの母音なのよ。特に喉の奥の方を閉じて(軟口蓋と舌が触れて、鼻にだけ空気が抜ける)angを発音すると、それは鼻母音でないので注意しましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 22, 2020
Saléは「塩分を含んだ、しょっぱい」という意味だけど、話しことばでは「法外な」という意味で使うわよ。特にla note est salée(勘定が高すぎる)という言い回しをよく使うわね。日本語でも「しょっぱい」を同じような意味で使うこともあるわね。Petit saléは「豚肉の塩漬け」のこと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 23, 2020
「支払期日」のことをéchéanceというけれど、date d'échéanceという言い回しをよく使うわね。比喩的に「最終期限」や「投票日」の意味でも使います。これはéchoirという動詞の派生語で、「万一の場合」という意味の成句le cas échéantのéchéantはこの動詞の現在分詞から来た形容詞ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 24, 2020
「苦難」の意味で使われる単語にcalvaireがあるけど、この単語の由来である頭文字を大文字にした固有名詞le Calvaireは、イエスが磔刑に処せられた「ゴルゴタの丘」のことを意味するわよ。ゴルゴタは「頭蓋骨」の意味の単語で、これをラテン語訳したCalvariumから来ているようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 25, 2020
Bourseはもともと「財布」を意味する単語だけど、この意味ではportefeuilleやportemonnaieの方を多く使うわよ。このbourseはよく「奨学金」の意味で使い、boursierは「奨学生」ね。また、頭文字を大文字にしたla Bourseは特に「証券取引所」の意味で用いられるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 26, 2020
「バンジージャンプ」のことをフランス語ではsaut à l'élastiqueというわよ。「バンジージャンプをする」はsauter à l'élastiqueね。バシュングの代表曲La nuit je mensの歌い出しはOn m'a vu dans le Vercors sauter à l'élastiqueだけど、翻訳を滑稽にしないためにはどうしたらいいのかしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 27, 2020
【今週の一曲】Mansfield.TYA – Auf Wiedersehen (2020) https://t.co/atWarujpNK
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 21, 2020
Les Passagers – Les oiseaux (2020) https://t.co/Cgd0FjBJcw レ・パサジェは女性ヴォーカルのアンドレアンヌ・ムゾを中心としたモントリオールの4人組。知的なジャズロックだが、どことなくアフロっぽさを感じさせる曲だ。アルバム版のアレンジはこのスタジオライヴよりも凝っていてお勧め。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 21, 2020
Marina Vlady – Le voleur de chevaux (1973) https://t.co/1fD0KSk3YP 1938年クリシー生まれの女優マリナ・ヴラディはロシア人の両親をもつ。ロシア人の歌手ウラディミール・ヴィソツキーの伴侶としても知られる。この「馬泥棒」という歌のメロディーはロシア民謡らしい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 22, 2020
Keny Arkana – J'sais pas faire autrement (2020) https://t.co/LwweDySWbT マルセイユで活動する1982年生まれのケニー・アルカナは現在のフランスの女性ラッパーを代表する存在。2012年のセカンド以来のようやく三枚目になる新作アルバムExodeからの最初の曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 23, 2020
Jäde – Bisous ft. JMK$ (2020) https://t.co/E7XuccqhWW ジャッドは最近注目のフランスのR&Bシンガーの一人。リヨンの出身。ジョアナにも通じる物憂い雰囲気だが、トラップ風の音作りが特徴である。フィーチュアリングのラッパーJMK$はIAMのアケナートンの息子らしい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 24, 2020
G. G. Junior – Tu m'connais pas (1978) https://t.co/GdwSkDbGcx G・G・ジュニオールは1957年生まれの歌手、俳優で、1996年に米国でオーヴァードーズで亡くなった。この曲はフランス産ディスコの一例で、当時はかなりヒットしたらしいが、今は完全に忘れられている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 25, 2020
Cyril Cyril – Les gens (2020) https://t.co/4ooSlzpsjz ファーストアルバムはバンジョーとドラムスという不思議な編成だった男性デュオのシリル・シリル。セカンドではバンジョーよりもギターが主体だが基本は変わらず、呪術的なビートにトークオーヴァースタイルのヴォーカルが乗る。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 26, 2020
Rika Zaraï – Sans chemise, sans pantalon https://t.co/t4D4ey5FzJ イェルサレム生まれの歌手リカ・ザライ(1938-2020)のいちばん有名なヒット曲。1975年の発表。グアドループ出身の歌手、ジェラール・ド・ヴィニーが1958年に発表した歌がオリジナル。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 27, 2020