芸術家マルセル・デュシャンがつくった架空の人物にRrose Sélavyがあるけど、フランシス・ピカビアのL'œil cacodylateというコラージュ作品にEn 6 qu'habilla rrose Sélavyと「署名」したのが最初の使用例のようね。デュシャンはLloydのように二重子音で始まる単語が面白いと思ったとも云っているわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 8, 2021
語尾-itre(発音が[-itʀ])をもつ単語は、基本的にchapitre(章)やpupitre(書見台)のようにアクサンシルコンフレクスをとらないけど、例外はbélître(ろくでなし)、épître(書簡)、huître(牡蠣)の3語よ。もっとも1990年の正書法改革によってアクサンなしの綴りも認められたけど。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 9, 2021
« Quelles études avez-vous faites ? »と« Quelles études faisiez-vous ? »の違いは、複合過去の方がこれを主要なこととして聞いているのに対し、半過去の方はたとえば「グルノーブルに留学していた」という事実に付随する事柄として聞いているということだと考えられるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 10, 2021
Constituerは「構成する」という意味だけど、ほぼêtreの同義語になることもあるわよ。Les États-Unis constituent le pays le plus endeuillé par la pandémieは「米国はこの世界的流行病による死者が最も多い国である」という意味ね。この文のendeuilléの使い方も面白いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 11, 2021
発言を求めるときに「手を挙げる」ことはlever la mainというけれど、子供の場合は教室で「手を挙げる」のではなくて「指を挙げる(lever le doigt)」習慣があるわね。普通は人差し指を挙げるけれど、lever l'indexとはいいません。Lever la main sur qqnは叩くために「手を上げる」こと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 12, 2021
PUF(フランス大学出版局)が刊行するコレクションQue sais-je ?はモンテーニュのことばから名前をとったもので、文庫クセジュとして白水社から一部の翻訳が出ているけれど、百科事典の一項目を一冊で扱うというのが基本的なコンセプトよ。日本の新書の根本思想にもこの百科全書主義があるのかしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 13, 2021
「二度あることは三度ある」のことをフランス語ではJamais deux sans troisというわよ。よく用いられる表現なのに、どこから来たものなのかよくわからないようね。On ne se baigne jamais deux fois dans le même fleuveは「同じ川に二度入ることはできない」というヘラクレイトスのことば。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 14, 2021
【今週の一曲】Zed Yun Pavarotti – De larmes (2020) https://t.co/zUzUS8pDC3
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 8, 2021
Satellite Jockey – La vallée (2020) https://t.co/ucOBsytnGE 60年代の方のニルヴァーナの曲名をグループ名にしたサテライト・ジョッキーはリヨンで活動する5人組グループ。レトロポップなニューウェイヴサウンド。ミオ・フーをフェイヴァリットに挙げているフランスのグループを初めて見た。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 8, 2021
Billy – Tous les samedis soir (1984) https://t.co/RhskcRHNL8 1970年生まれのビリーことローラン・ビタンはプレスリーの物真似をしていた少年で、名前はロカビリーからとっている。13歳のときにこのヒット曲を出した。フランス80年代キッチュは汲めども尽きない。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 9, 2021
Ours – La 5ème saison (2021) https://t.co/e00nQNiOcO アラン・スーションの息子ウルス(熊さん)ことシャルル・スーション。1978年生まれで、2007年にアルバムデビューした。この曲は4枚目のアルバムMitsoukoからの先行曲。柔らかいヴォーカルと優れたメロディーが聴きやすい。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 10, 2021
San Salvador – Quau te mena (2021) https://t.co/TWcDCr26P6 サン・サルヴァドールはリムーザン地方コレーズ県の民謡グループで、オクシタン語の民謡を歌う6人組。民謡ではあるが、どことなくトランス感覚が感じられるのが最近の傾向である。デビューアルバムLa grande folieから。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 11, 2021
Voyage – Souvenirs (1978) https://t.co/fs4MEyuVGT ヴォワヤージュは1977年から82年まで活動したフランスのディスコグループ。英語で歌っていたが、このヒット曲収録のセカンドアルバムFly Awayから英国の女性歌手シルヴィア・メイソンジェームズがリードヴォーカルを務めた。(英語)
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 12, 2021
Clou – Jusqu'ici tout va bien (2020) https://t.co/GCbgc3xUxJ フォーク歌手、クルーことアンヌクレール・デュクードレーの待望のデビューアルバムOragesから。端正なヴォーカルは変わらないが、この曲はバスドラ四つ打ちの多少ダンサブルなアレンジになっている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 13, 2021
Céline Dion – Pour que tu m'aimes encore (1995) https://t.co/ns5WB8aXtR ジャンジャック・ゴールドマンが全曲の作詞作曲をしたアルバム、D'euxからの大ヒット曲。これはフランス語で歌ったアルバムで史上最もよく売れたアルバムである。発表当時のライヴ映像。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 14, 2021