フランス語のオンライン講座ではCLE InternationalのTendancesというシリーズを使っています。フランス語を母語としない学生向けの教材ですが、全てフランス語のテキストです。授業は日本語を使ってわかりやすく解説しながら進めています。テキストのサンプルはこちらをクリックしてご覧ください。
フランス語初級会話(A1)2月22日(月)19:30~21:00
Unité 2 – Leçon 2 – Organiser son temps
第3ユニット第2課 時間割をつくる
この課では時間の言い方を勉強します。単純と言えば単純ですが、反射的に数字が口に出てきて時間が言えるようになるためにはある程度の慣れが必要ですね。
知識としては「15分過ぎ」がet quartであるのに対して「15分前」がmoins le quartであるということが大切ですが、それを頭で覚えているかどうかよりも、すぐに数字が出て来るようにすることの方が大切ですね。
今週の授業で聴いた歌は2006年のR&Bのヒット曲、VitaaのÀ fleur de toiでした。とてもドラマチックな歌ですね。授業ではフランス語の歌詞と私の日本語訳を字幕でつけた動画を視聴しました。
フランス語B1 2月20日(土)13:00~14:30
Unité 0 – Leçon 2 – Lire plus facilement
第0ユニット第2課 すらすら読めるようになる
フィガロ紙のサイトの三面記事(fait divers)の抜粋を読んで、その中のわからない単語の意味を文脈などから類推することを学びました。文脈ばかりでなく、フランス語の似た単語や英語の似た単語などから類推することもできますね。
この中で、chanceuxはchanceの形容詞だと類推できるし、héliportéはhélicoptèreでporterされたことではないのかと見当をつけることができますね。あと、immortaliserはmortと関係ありそうだし、lune de mielはハネムーンのことだと想像がつきます。他は文脈から考えるしかないかもしれませんね。いずれにせよ、知らない単語の意味が推測できるようになるためには慣れが必要なので、できるだけ多くのフランス語の文章に触れるようにしましょう。やっぱり語彙力を身につけるには、耳で聞くよりも文章を読んだ方がいいですね。
A2については4月から授業を開始します。
フランス語入門 2月24日(水)13:00~14:30
フランス語初心者向けの授業は水曜日の午後1時からです。
授業には『アクティブに学ぶフランス語文法』(アルマ出版)という教科書を使っています。
今日は指示形容詞と所有形容詞を学びました。
英語を勉強した人には特別に難しいものではないとしても、「所有者」が男か女かによってhisとherを使い分ける英語と違って、フランス語では「所有者」によっては変わらず「所有物」の方に性数一致するというポイントが重要ですね。
これらの限定辞は、かかる名詞が複数形のときに男女の区別を失いますが、品質形容詞の方は複数形でもちゃんと男女の区別があるということを忘れないようにしましょう。
たとえば、男性名詞stylo(ペン)と女性名詞voiture(車)に指示形容詞をつけると、ce styloとcette voitureという風に男性形と女性形で違う形を用いますが、これを複数にして指示形容詞をつけると、両方ともcesを用いてces stylos、ces voituresとなります。
それでも「これらのペンは黒い」、「これらの車は黒い」と書くときには、
Ces stylos sont noirs.
Ces voitures sont noires.
と、品質形容詞の方は性の区別を表します。間違えないようにしましょう。
フランス語の発音 2月18日(木)19:30~21:00
フランス語の発音の授業では、現在リズムグループ(groupe rythmique)によってフランス語を読むことを勉強しています。リズムグループは意味の観点から音声上の単語(mot phonétique)とも呼ばれるものです。フランス語は英語と違って単語の音声上の独立性が小さいので、複数の単語を意味上のひとまとまりとして読むことに慣れる必要があります。
たとえば、
Quand on arrive, on aimerait bien passer à table.
という文は三つのリズムグループに分かれます。
Quand on arrive,/ on aimerait bien/ passer à table.
さらにこのリズムグループはそれぞれ4音節になります。
[kɑ̃·tɔ̃·na·ʀiv/ ɔ̃·nɛm·ʀɛ·bjɛ̃/ pa·se·a·tabl]
もう一つ例を挙げましょう。
Racontez-nous l’histoire extraordinaire.
これをリズムグループに分けると以下のようになります。
Racontez-nous/ l’histoire/ extraordinaire.
三つのリズムグループはそれぞれ4音節、2音節、5音節になっています。
[ʀa·kɔ̃·te·nu/ lis·twaːʀ/ ɛks·tʀa·ɔʀ·di·nɛːʀ]
この授業ではこのような練習をすることによってリズムがいいフランス語が話せるようになることを目指しています。
以下の二冊の本を参考にしたテキストを使用しています。
Monique Léon & Pierre Léon, La Prononciation du français, 2e édition, Armand Colin, 2009
Dario Pagel, Édith Madelini & François Wioland, Le Rythme de français parlé, Hachette, 2012
以上の授業に興味がある方はこのサイトのお問い合わせページ、あるいはこのページの上下にあるメールアドレスからお気軽にお問い合わせください。料金は90分の授業4回で12,000円です。よろしくお願いいたします。