Sportという単語は英語から借用したものだけど、単数形で使うことが多いわね。たとえば「運動場」はterrain de sportです。「スポーツが好き」はJ'aime le sportだけど、「ウィンタースポーツが好き」はJ'aime les sports d'hiverと云えます。種類が特定されると複数形になるのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 22, 2021
フランスの最低賃金制度に当たるものはSMIC(スミック)と呼ばれるわよ。Salaire minimum interprofessionel de croissanceの略語(acronyme)ね。「全産業一律スライド制最低賃金」と訳されることがあります。古くはSMIG(Gはgarantiの略)といっていたので、今も間違ってSMIGという人がたまにいます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 23, 2021
Citéという女性名詞は簡単なように見えて、なかなか用法が難しい単語ね。La Cité de Londresはロンドンのシティーのことだけど、la cité de Carcassonneはカルカソンヌの旧市街のことよ。Cité universitaireは大学の学生寮。さらに団地、大都市の郊外の意味も重要ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 24, 2021
たとえば無声音のTと有声音のDの間には対立があり、coteとcodeは意味が違うわよね。しかし有声音のLやRにはフランス語において対立する無声音の音素がないので、無声化しても意味が変わることがないわ。特にcycleやentreなど無声音の直後にあるときに無声化しがちね。これが難しさの要因の一つよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 25, 2021
たとえばJ'aime le punk(パンクが好きだ)と云うとき、punkという単語の発音はふつう鼻母音を使わない[pœŋk]よ。英語の[pʌŋk]とよく似た発音ね。プチロベールには鼻母音を使った[pœ̃k]やちょっと発音が難しい[pœnk]が載っているけど、特に鼻母音の方は稀じゃないかと思う。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 26, 2021
サラダの「ドレッシング」に当たる仏単語は存在しなくて、単にsauce saladeということが多いわね。このsaladeは形容詞ではない同格名詞なので、複数形はsauces saladeとするべきかしら。「フレンチドレッシング」と呼ばれるものには単語があって、vinaigrette(女性名詞)といいます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 27, 2021
Museはギリシア神話のムーサ(ミューズ)のことで、詩歌文芸を司る9人の女神のことね。ムーサイオンはムーサの神殿のことで、ヘレニズム時代のアレクサンドリアにつくられたこの名前の図書館が後のmusée(博物館、美術館)の先祖になったのよ。また、musique(音楽)もミューズに関わるものね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 28, 2021
【今週の一曲】Laurence-Anne – Indigo (2021) https://t.co/dPngJuGu85
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 22, 2021
Niki Demiller – L'asphalte (2020) https://t.co/d3AEFMJAPN 1988年生まれのニキ・ドゥミレールは以前ガキロックのブラッツというグループのメンバーだった人。ファーストソロL'autopsie d'un homme qui voulait vivre sa vieから。最近流行のポストパンク的なサウンドである。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 22, 2021
MC Janik – Gentleman (1998) https://t.co/pfejrPCW41 MCジャニックことジャニック・フロランティニはグアドループ生まれのレゲエ歌手。パリのサウンドシステムの創始者の一人とも云われる。この曲を含むアルバムはウェイラーズのタイロン・ダウニーのプロデュースだった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 23, 2021
Doriand – La recette du clafoutis parfait (2011) https://t.co/MDTJJULTpM 1972年ジロンド県リブールヌ生まれのドリアンことローラン・レスカレ。お菓子づくりを歌うユーモラスな「完璧なクラフティのレシピ」のアコースティック版のバッキングは、エディット・フアンブエナとドム・ラ・ネーナ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 24, 2021
Achile – Vie normale (2020) https://t.co/k0g4TYXw5f アシールはトゥール出身のラッパー。ロネプシと同様にラップとインディーズロックの中間のようなスタイルだ。「存在にも気づかなかったような内気な高校の同級生がマイクをもったら、誰よりもかっこよくなってしまったという感じ」だそうだ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 25, 2021
Daft Punk – Da funk (1995) https://t.co/l4ooRKUh4Z トマ・バンガルテールとギーマニュエル・ド・オメムクリストの二人組でフレンチタッチの代表格、ダフト・パンクの最初のヒット曲。1997年のデビューアルバムHomeworkに収録された。クリップはスパイク・ジョーンズ監督。2021年に解散を発表した。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 26, 2021
The Pirouettes – Il n'y a que toi (2020) https://t.co/dQ1Y2Rfmjl ザ・ピルエットはアルプスを望む湖畔の町アヌシー出身のエレクトロポップの男女デュオだが、カップルが破局して解散の運びに。三枚目にして最後のアルバムÉquilibreから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 27, 2021
Philippe Lavil – Il tape sur des bambous https://t.co/1eAUiSeqXZ 1947年フォールドフランス(マルチニーク島)生まれのフィリップ・ラヴィルはワールドミュージックブーム以前からトロピカルなヒット曲を飛ばしていた。これは1982年発表の歌で、最大のヒット曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 28, 2021