La langue françaiseというサイトは名前が無愛想だけれどお勧めよ。たとえば辞書検索ではTLFi、Wiktionnaire、アカデミー、リトレの定義を一気に検索でき、発音、その単語を含む引用、その単語の使用頻度の時代による変化、他国語の訳語なども出てきます。 https://t.co/h8G7WBiAQd
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 5, 2021
「カンニングペーパー」のことをantisèche(女性名詞)というわよ。「乾かす、乾く」という意味の動詞sécherには「答えにつまる」という意味があるので、その状態にならないようにするものということね。Sécher un coursには「授業をサボる」という意味があるけど、それと直接の関係はありません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 6, 2021
フランス語のpatron(女性形はpatronne)という名詞は「経営者、雇用者」の意味で、英語のpatron(後援者、贔屓客)とは意味がずれるfaux amisの一種ね。日本語の外来語は英語の方の意味なので注意しましょう。また、同じ語源の同綴語、男性名詞patronは「パターン」の意味で、これも忘れたら駄目よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 7, 2021
フランス共和国史上最初の女性首相Édith Cressonは1991年に首相になったけど、男性形でle Premier ministreと呼ばれていたのよ。La ministreという呼称が公式に使われるようになったのは1998年のことなの。次の女性首相はla Première ministreと呼ばれることになるのでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 8, 2021
「りんご畑」のことはpommeraieというけど、「さくらんぼ畑」のことはcerisaieというわよ。「りんごの木」pommier、「桜の木」cerisierと比べてみると、-aieのつながり方が違うのがわかるわね。また、bambou(竹)を生産するための「竹林」はbambouseraieで、これも別のつながり方です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 9, 2021
「ハイエナ」hyène(女性名詞)のHは本来無音のHだけど(l’hyène)、有音のH扱いした例もかなり多いのよ。La Hyène enragée(『狂犬病のハイエナ』はドイツのこと)という本を書いたピエール・ロティは、この綴りを正当化するためにL’hyène est un animal moins féroce que la hyèneと書いているわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 10, 2021
Entre la poire et le fromage(梨とチーズの間)という面白い表現があるわよ。「(メインディッシュ後の)くつろいだときに」という意味だけど、順番が興味深いわね。まだ冷蔵保存ができない時代の肉はスパイスたっぷりだったので、まずジューシーな梨で口をさっぱりさせてからチーズを食べたのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 11, 2021
【今週の一曲】Michel – La Bête du rivage feat. Roméo Elvis (2021) https://t.co/HdacM2a4sa
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 5, 2021
Marc Desse – Si tu veux (2021) https://t.co/970hPQfVnZ ギターポップのシンガーソングライター、マルク・デスの自分の名前を題名に冠したセカンドアルバムから、メロディーセンスが光る一曲。ダニエル・ダルクのプロデューサーとして知られるフレデリック・ローとの共作ナンバー。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 5, 2021
Chuki Beats – Couvre-feu ft. Frenetik, Geeeko & YG Pablo (2021) https://t.co/ipOfItqaei チュキ・ビーツは注目されているベルギーのビートメイカーで、このデビューアルバムからの曲はフレネティック、ギーコ、YG・パブロというベルギーの新進ラッパー3人をフィーチュアしたもの。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 12, 2021
Ichon – Mélange ft. Yseult (2021) https://t.co/xnMR059XE5 イションはロヴニ、ミス・サイザーとともにボン・ガマンというグループを組んでいるラッパー。歌ものに近い聴きやすいラップだが、この歌は2021年ヴィクトワール賞で新人賞を受賞した女性歌手イズールトとのデュエット。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 7, 2021
Luv Resval – Cette fille (2021) https://t.co/64a8vV1fNk ラヴ・レスヴァルは1998年エソンヌ県生まれのラッパー。すれ違った見知らぬ女性に対するラヴソング。ピアノを効果的に使ったバックトラックがロマンチックな雰囲気である。気負わない態度が最近のラッパーという感じ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 8, 2021
Leys – Sortir de la tess (2020) https://t.co/UtYB6OIsAd コンゴと中央アフリカ共和国をルーツにもつレスことレスリー・マキエスは1997年生まれで、ランスで活動しているラッパー。歌とラップを混ぜたスタイルだが、攻撃的でありつつメランコリックな感じが独特である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 9, 2021
Pépite – Mauvaise idée (2021) https://t.co/D9W82JmrUw ペピートはトマとエドゥアールからなるエレクトロポップの男性二人組。軽快なナンバーだが、サウンドは濃密。2019年のデビューアルバムVirageに続くEP、Rêve réalité(夢・現実)から。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 10, 2021
Emily Loizeau – L’autre bout du monde (2006) https://t.co/URM56ttCyN 1975年生まれのシンガーソングライター、エミリー・ロワゾーのデビューアルバムのタイトル曲。名女優ペギー・アシュクロフトの孫。大ヒット曲こそないが、精力的な活動を続ける優れたミュージシャンだ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 11, 2021