複数の人が一個ずつりんごを食べたことをleurを使って云うとIls ont mangé leur pommeともIls ont mangé leurs pommesとも云えるわよ。でもIls ont mangé chacun une pommeやChacun a mangé sa pommeと云った方が、曖昧さがなくてすっきりしているわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 6, 2021
動詞leverの「上げる」という意味に対応する名詞は同形の男性名詞leverで、「取り除く」という意味に対応するのは女性名詞levéeよ。「日の出」はle lever du soleil、「輸出禁止解除」はla levée de l'embargoね。また、男性名詞levéは「測量図」の意味になります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 7, 2021
Libre penseur(自由思想家)やlibre arbitre(自由意志)などのことばにはトレデュニオンがつかないけど、libre-échange(自由貿易)やlibre-service(セルフサービス)などはトレデュニオンで結ばれるわよ。一見不合理だけど、前者はフランス語に昔からある表現で、後者は英語の翻訳ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 8, 2021
「~するときに」という意味の接続詞には代表的なものにquandとlorsqueがあるわね。この二つの間に意味上の本質的な違いはないけれど、前者よりも後者の方が改まった文体にふさわしいと考えられています。そういうわけでフランス語話者に添削を頼むと、よくquandをlorsqueに直されることがあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 9, 2021
フランス語で「闘牛」はスペイン語から借用したcorridaだけど、「闘牛術」のことはtauromachieというわよ。これは「雄牛(taureau)」と「闘い」を意味する造語成分-machieを組み合わせたものね。「闘牛士」はtoréadorという単語が知られているけど、torero(アクサンなしが普通)の方が使われるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 10, 2021
【クイズ】仲間外れは誰? ①ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ ②レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ ③ヴィリエ・ド・リラダン ④ピエール・ド・マンディアルグ >答えは①。他の三人の名前は姓+領地名というつくりだけど、ジャン・ド・ラ・フォンテーヌのジャンは姓ではなくてプレノンだからね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 11, 2021
フランス革命期に使われた革命暦の月は30日で、三つの旬日に分かれていたわ(5~6日の休日を年末に付加)。曜日の名前は月の名前ほど知られていないけれど、一日目から十日目までpremidi、duodi、tridi、quartidi、quintidi、sextidi、septidi、octidi、nonidi、décadiの順番だったのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 12, 2021
【今週の一曲】Lujipeka – Pas à ma place (2021) https://t.co/coxIS7tQkB
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 6, 2021
Lorage – Patience (2021) https://t.co/lBj1iWVnM5 ロラージュ(雷雨)ことティボー・マイヤールは1993年にスイスのフリブールに生まれたラッパー、ビートメイカー。世界を放浪した後にラップを始めたという。内省的で知的な雰囲気のラップだ。ユーチューバーとしても活動している。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 6, 2021
Carimi – Ayiti (Bang bang) https://t.co/sWc0qcZRJp カリミは2001年結成(2016年に解散)のハイチのコンパリヴァイヴァルグループで、これはデビューヒット曲。歌はクレオール語で、曲名はHaïtiのクレオール語綴り。これは2015年12月のパリでのライヴで、前月のテロについてのコメントがある。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 7, 2021
Scylla & Sofiane Pamart – Clope sur la lune (2018) https://t.co/0G3km1Q7Bv 1980年ブリュッセル生まれのラッパー、シラと1990年生まれの人気ピアニスト、ソフィアン・パマールの共作曲。ピアノだけをバックにした、脱ヒップホップ的なラップ曲である。非常にメランコリックな雰囲気だ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 8, 2021
Robert Robert – L'été, je m'ennuie (2021) https://t.co/tmNsIMymUn ロベール・ロベールことアルチュール・ゴーモンマルシャンはモントリオールのDJだが、デビュー10年後にフランス語のポップスを歌い始めた。この「夏は退屈する」という曲はユベール・ルノワールとの共作である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 9, 2021
Hornet la Frappe – Main de fer (2021) https://t.co/SiLrBc48Tg オルネ・ラ・フラップことムニール・ベン・シェトゥーは1991年セーヌサンドニ県エピネースュルセーヌ生まれのラッパー。アルバムToujours nous-mêmesから。メランコリックなピアノの使い方が昨今のフランスのラップ風。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 10, 2021
Laylow – Spécial ft. Nekfeu et Foushée (2021) https://t.co/3srFIp0dkg レイローことジェレミー・ラルーは1993年トゥールーズ生まれのラッパー。このメローなナンバーは人気ラッパー、ネクフーをフィーチュアしたもので、クリップには米人ソウル歌手フーシェが出演している。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 11, 2021
Shy'm – Femme de couleur (2006) https://t.co/hNH1TzSO2a 1985年生まれのシャイムことタマラ・マルトはR&B歌手。Kマロが全面的にバックアップしたデビューアルバムMes fantaisies収録のこの曲が大ヒットとなった。非白人女性としてのアイデンティティーを歌ったものである。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 12, 2021