-mentを語尾にもつ副詞には形容詞の女性形にこの語尾をつけたものが多いけど、précisément、communément、expressémentなどは多少例外的なつくりの副詞ね。男女同形の形容詞から来たものにもaveuglément、énormément、immensémentなどこれと同様の形をもつものがあるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 13, 2021
【私が好きな仏単語】Lambdacisme「L音発音不全」(n. m.)>Lの発音がうまくできないことを意味し、その中にはRとの混同も含まれる。ギリシア文字λの名称lambdaから来た単語。Lallationとも。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 14, 2021
兎はlapinで、雌はlapineね。野兎のことはlièvreといい、これの雌はhase(Hは有音)です。原則的にlapineという形は飼い兎の雌だけに用いられ、穴兎(lapin de garenne)の雌はhaseになるわよ。鳴き声についてはle lapin glapitに対してle lièvre vagitということが多いようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 15, 2021
「ルーザー」は英語を借用したloser([luzœːʀ])がよく使われるけど、過剰修正によって綴りがlooserになることがよくあるわよ。特にルーザーの運のなさ、ついてなさを意味する女性名詞はよくla loose([luːz])と綴られます。英語の「ゆるい」という意味の形容詞とは関係がない生粋のfranglaisね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 16, 2021
「贅沢(luxe)」の形容詞はluxueux、「色欲(luxure)」の形容詞はluxurieux、特に植物について使う「繁茂(luxuriance)」の形容詞はluxuriantよ。これらの単語の語源に当たるラテン語の動詞luereには「解放する」の意味があり、「脱臼(luxation)」も同じ語源にさかのぼるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 17, 2021
コンピューター会社のマッキントッシュはMacintoshだけど、同じ苗字から来たレインコートはmackintoshと綴るわよ。また微妙に綴りが違うMcIntoshというりんごの品種もあります。発音はいずれも[makintɔʃ]です。レインコートは男性名詞で、りんごの品種はpommeを含意する女性名詞ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 18, 2021
「陰謀」のことはcomplotといい、「陰謀論」はcomplotisme、「陰謀論者」はcomplotisteね。後の二つは20世紀末から使われている比較的に新しい単語で、陰謀論のことはもともとthéorie du complotといいます。一方comploteurは「陰謀論者」とはニュアンスが違う「陰謀を企む人」のことよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 19, 2021
【今週の一曲】Grand Corps malade & Kimberose – Nos plus belles années (2021) https://t.co/TTulIJcDu5
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 13, 2021
Yan Wagner – Parfum (2021) https://t.co/X6BUu2OsUe エレクトロポップのダンディーなクルーナー、ヤン・ヴァグネールは以前英語で歌っていたが、サードアルバムCouleur chaosはフランス語で歌っている。ニューウェイヴリヴァイヴァルというよりも80年代なりきりで、そこはかとないユーモアが楽しい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 13, 2021
Kanis – Oublier (2021) https://t.co/jQWBPidyIH カニスはハイチ人の女性ラッパーで、本名はNiska Garoutte(ニスカ・ガルート)だが、フランス人男性ラッパーにNiskaという同じアーティスト名の人がいるので名前を変えた。クレオール語の歌もあるが、これはフランス語のR&Bである。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 14, 2021
Cœur de pirate – On s'aimera toujours (2021) https://t.co/0LZ4pEhy9q カナダのシンガーソングライター、クール・ド・ピラットことベアトリス・マルタンの7枚目のアルバムImpossible à aimerの先行曲。バスドラ四打ちなのでクララ・ルチャーニみたいなものかと思ったがそうでもなかった。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 15, 2021
La Voix – La seule (2021) https://t.co/VPzsoRuNI3 ラ・ヴォワ(声)は仮面を被ったラッパーで素性を明かしていないが、正体はトゥールーズの兄弟ラッパーデュオ、ビッグフロ&オリの兄の方のビッグフロではないかと噂されている。真相はいかに?最近流行のメランコリックなピアノを使った歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 16, 2021
Bouga – Belsunce Breakdown (2000) https://t.co/a1QSxZwgBN ブーガことマジッド・ブガシッシュはマルセイユ出身のラッパーで、2000年の映画Comme un aimantの主題歌だったこの曲のヒットで知られる。映画はIAMの曲を基にしたもので、この歌の作曲者でもあるアケナートンが共同監督だった。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 17, 2021
Emily Loizeau – Le poids de l'existence (2021) https://t.co/PJmk9DBnHB 1975年生まれのシンガーソングライター、エミリー・ロワゾーの5枚目のオリジナルアルバムIcareはジョン・パリッシュ(P・J・ハーヴェーなど)のプロデュースによる英国録音。これは「存在の重さ」という歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 18, 2021
Jean-Jacques Goldman & Sirima – Là-bas (1987) https://t.co/8Wf1urTftX 1951年生まれの人気シンガーソングライター、ジャンジャック・ゴールドマンの1987年のヒット曲で、パリの地下鉄で歌っているところを見出された女性歌手シリマとのデュエット。シリマは89年に夫に刺殺された。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 19, 2021