名詞の前に置いて「多くの」という意味を表す形容詞maintは主に文章語で用いられるけど、maintes foisやà maintes reprisesは日常的に使うわよ。この単語が面白いのは、「多くの」という意味でありながら単数形でも使えるということね。だからmainte foisという綴りに出会うことも稀にあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 20, 2021
「ハイヒール」のことはtalon hautといい、複数形は問題なくtalons hautsね。特にヒールが細い「ピンホール」はtalon aiguilleといい、一般的に複数形はtalons aiguillesだけど、このaiguille(発音に注意)は形容詞ではなくて同格名詞なので、talons aiguilleも論理的には可能じゃないのかしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 21, 2021
Faméという形容詞は一般にmalやbienなどとともに用い、「評判が悪い(よい)」を意味するわよ。Mal faméがより多く用いられ、malfaméと一語で書くこともあります。C'est un quartier mal famé (ou malfamé).これに対してbien faméは使用頻度が低く、一語で綴られません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 22, 2021
Non-assistance à personne en dangerはフランス刑法に定められている罪の一つで、「救助懈怠罪」と呼ばれているわよ。特に命の危険にさらされている人を救うことができるのにそれをしなかった場合に適用されるの。よくニュースで話題になるけれど、「しなかったこと」を対象にする珍しい罪ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 23, 2021
スロットマシーンのことをフランス語でmachine à sousというわよ。このsouは古い通貨単位スーから来ていて、複数形で「お金」を意味するけど、ここでは「コイン」の意味で使われているわね。また、ピンボールのことはflipperといいます。パチンコはこの二つをかけあわせたものと説明できるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 24, 2021
J'ai mal entenduは「よく聞こえなかった」という意味だけど、これを一語で書いた男性名詞malentenduは「誤解」という意味よ。また、malentendantという名詞は比較的に新しい単語で「難聴者」の意味ね。一方、bien entenduということばは「もちろん」ということ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 25, 2021
Manuscritというはラテン語のmanu scriptusから来ていて、「手で書いた(écrit à la main)」という意味ね。形容詞としては「手書きの」、名詞としては「原稿」という意味になるけど、手書きの原稿でなくてもこの単語を使います。「タイプ原稿」に当たるtapuscritは定着しなかったのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 26, 2021
【今週の一曲】Baptiste W. Hamon & Barbagallo – J'écoute l'eau (2021) https://t.co/DiS6P6HbTR
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 20, 2021
Valence – La vie attend pas (2021) https://t.co/dPXnLQ1f5y ヴァランスことヴァンサン・デュフールはケベックのミュージシャンで、メドラというグループのヴォーカリストだったそう。ポップロックだが、メロディーもアレンジもよく練られていて、どの曲もとてもいい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 20, 2021
Franglish ft. Aya Nakamura – Sans moi (2021) https://t.co/puFkMVQr3C フラングリッシュことジェデオン・ムンデレ・ンゴロは1994年パリ生まれのラッパー。人気R&B歌手、アヤ・ナカムラをフィーチュアした曲。ゆったりとしたズーク調リズムのカリブを思わせる歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 21, 2021
さっさと削除されてしまいましたが、こちらが新しいリンクです。 https://t.co/fXa0heLqt9
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 27, 2021
Juliette Armanet – Le dernier jour du disco (2021) https://t.co/dsnToDsQyt 1984年リール生まれのシンガーソングライター、ジュリエット・アルマネの4年ぶりのセカンドアルバムBrûler le feuからの先行曲「ディスコの最後の日」。終わったはずのディスコリヴァイヴァル再燃に食傷気味。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 22, 2021
Olivier Marois – J'veux juste pas que tu t'arrêtes (2021) https://t.co/pCXhImExA8 このオリヴィエ・マロワというミュージシャンが何ものなのかはよくわからないが、新作EP、HosannasがデビューEP以来10年ぶりの2作目らしい。ざらついた声のトークオーヴァースタイルで、映像喚起力がある音楽。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 23, 2021
BAUM – Les berceaux ft. John Greaves (2018) https://t.co/cQBY3HdNOW BAUMという四人組がさまざまな歌手をゲストに迎えてガブリエル・フォーレの歌曲を演奏するアルバムIci-bas収録の歌で、元ヘンリー・カウで今はフランスで活動しているジョン・グリーヴズがフランス語で歌っている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 24, 2021
Stranded Horse – Rumba du trépas (2021) https://t.co/SZWqucQG1L ノルマンディー出身のミュージシャン、ヤン・タンブールのプロジェクト、ストランデッド・ホースの4枚目のアルバムGrand rodéoから。コラを初めとする多くの民俗楽器を使ったアフロポップ調の曲。どうして無名なのか不思議。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 25, 2021
Sexion d'assaut – Désolé (2010) https://t.co/tPWoZEL6vT 人気ラップグループ、セクシヨンダソーのデビューアルバム収録曲で、最初の大ヒット曲。2012年のセカンド以来アルバムは出ていないが、メンバーのメートル・ギムス、ブラックM、ルファらがソロで成功した。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 26, 2021