不定詞の語尾が-yerの動詞のうち、-oyerと-uyerのものは直説法現在の活用においてYがIに変わり(j'envoie、j'essuie)、-ayerのものはyを保持する活用とIに変わる活用の両方が正しいけど(je paie、je paye)、ごく少数の-eyerの動詞は必ずYを保持するのよ(je grasseye、il faseye)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 27, 2021
英語で「幽霊」はphantomだけど、フランス語ではfantômeになることに注意が必要ね。また、「幻想」についてはfantasmeとphantasmeの両方の綴りが可能だけど、PHを使った方が古風な綴りです。「ロープウェイ」を意味するtéléphériqueについてもtéléfériqueという綴りが可能なようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 28, 2021
インゲン豆のことはharicotといい、語頭のHは有音だけど、courir sur l'haricotという表現においては例外的にHが無音になることがあるのよ。これは「うんざりさせる、嫌がらせる」という意味の成句で、このharicotは「足指」を意味する隠語かもしれません。エリジオンしない形もあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 29, 2021
たとえばplombやfusilなどの単語を耳で聞いても、語末の読まない子音字についての手がかりがないけど、plombierやfusillerなどの派生語を覚えているとどの字がつくのかがわかるわね。とはいえ、piedとpiéton、chaosとchaotique、siropとsiroterなど、子音字が対応しない場合も多いわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 30, 2021
意味をもたないけれど母音衝突を避けるために加えるlettre euphoniqueにはT、S、Lがあるわよ。TはA-t-il répondu ?のような倒置、SはVas-yのような二人称単数の命令形、LはOn ne sait où l'on vaのようにl'onの形で現れるわね。TとSについては文法規則だけど、Lについては義務ではありません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 31, 2021
第一群規則動詞のうち、不定詞の語尾がé+子音+erのもの、たとえがcéderは、直説法単純未来(および条件法現在)の活用でje céderai(s)のようにアクサンテギュを保つのが原則だけど、1990年の正書法改革は発音に合わせてje cèderai(s)とすることを容認しているわ。Semerタイプは元からje sèmerai(s)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 1, 2022
フランス語の綴りに特徴的な合字(ligature)にœがあるけど、この字の呼び名はe dans l'oよ。あまり使われないæの方はe dans l'aね。セルジュ・ゲンズブールの歌Elaeudanla Téïtéïaの題名はレティシアという名前の綴りLÆTITIAを読み上げたものね。Aが一個余計だけど。 https://t.co/8pryYE4Zm3
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 2, 2022
【今週の一曲】Anna Majidson – Natasha (2021) https://t.co/vymRi0B7pM
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 27, 2021
Cheval fou – Couleurs fantômes (2021) https://t.co/U2vGb1wSH7 シュヴァル・フーは1971年に結成されたというプログレバンドで、1993年にコンピレーションアルバムが出ているが、2021年に初めての公式ファーストアルバムCouteau calmeを出した。インチキ民俗音楽シリーズのような不思議な歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 27, 2021
Christian Schwarz – Une héroïne (1987) https://t.co/EHWRlVyRfI クリスチアン・シュヴァルツという歌手については一切不明で、このシングル一枚しか出していないようだ。80年代らしいシンセポップで、コンピレーションに採録されている。サスペンス映画をモチーフにした歌詞のようである。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 28, 2021
Mendelson – Héritage (2021) https://t.co/Z8GOXHRL35 マンデルソンはパスカル・ブアジズを中心としたロックグループ。1997年にアルバムデビューしたが、2021年にLe dernier album(最後のアルバム)と題したアルバムを出した。売れないがゆえの自虐ネタではなく、本当にこれが最後らしい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 29, 2021
Monokini – Quand c'est non, c'est non ! (2021) https://t.co/e7IgLhUOMu モノキニはアレックス・ボーパンのツアーミュージシャンだった二人が結成したグループで、60年代のツイストやイェイェを現代によみがえらせている。冗談半分のカヴァーバンドだったが、オリジナル曲によるEPを発表した。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 30, 2021
Les Civils – La crise (1981) https://t.co/z44xzv53RP レ・シヴィルは後に料理ジャーナリストになるヴァンサン・フェルニオを中心とした80年代初頭のグループ。ピコピコシンセにサックスを吹くヴォーカリストと、聴いたことがなくても懐かしい気持ちになる。ニューウェイヴ好きなら楽しめるかも。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 31, 2021
Antoine Wielemans – De l'or (2021) https://t.co/1Bh6IsDJAU ベルギーのポップグループ、ガールズ・イン・ハワイの中心人物、アントワーヌ・ヴィルマンスのソロ作Vattetotから。アルバムタイトルはノルマンディーの海岸の町の名前。ギターのアルペジオが印象的なフォークポップ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 1, 2022
Eddy Mitchell – Ma Nouvelle-Orléans (2006) https://t.co/KwMwBVYyRS 日本での認知度が非常に低いフランスのロック歌手、エディ・ミッチェルの2006年のアルバムJambalayaから「私のニューオルリンズ」。クリップには出演していないが、名ピアニスト、ドクター・ジョンをフィーチュアした歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) January 2, 2022