「足」を意味するpiedとpatteの違いは、一般的に前者が人間の足で後者が動物の足だと考えられがちね。Ne pouvoir remuer ni pied ni patteという表現は「身動きできない」という意味だけど、この表現におけるpiedは人間の足ではなくて有蹄類の足のことだという説があるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 14, 2022
古代ギリシアの哲学者プラトン(Platon)の名前から派生した形容詞のうち、platonicienの方は「プラトンに関する」という意味で、platoniqueの方はいわゆる「プラトニックな」という意味よ。「プラトン哲学」はplatonismeだけど、「プラトン哲学の専門家」はplatonicienを名詞で用いるでしょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 15, 2022
「雨が降る」の意味のpleuvoirという動詞はil pleutという非人称構文で用いるのが基本で、三人称以外の主語の活用をもたない欠如動詞だけど、三人称複数の主語をとることはできるのよ。たとえばDes coups pleuvent sur le boxeurは「パンチが雨あられのようにボクサーに降り注ぐ」という意味。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 16, 2022
Toulouse Contour – Demain, demain (2021) https://t.co/4pCWSHtymP トゥールーズ・コントゥールは仏南西部の大都市トゥールーズ出身の三人のミュージシャンのプロジェクト。イヴァン・キュジウスを中心に、ゼブダのマジッド・シェルフィ、シンガーソングライターのアルト・メンゴが集まった。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 17, 2022
副詞plusには「~より多く」という肯定的な意味とneを伴った「もう~ない」という否定的な意味があるけれど、話しことばでは頻繁にneが省略されるので、曖昧さがあるところでは肯定的な意味の場合必ず語末のSを発音するのよ。たとえばJ'en veux plusの場合、Sの発音あるなしで意味が変わるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 18, 2022
Ou plutôtを仏和辞典で引くと「より正確に言えば」と出てくるけど、Appelle-moi à huit heures, ou plutôt à neuf heures「8時に電話してください、いや、8時じゃなくて9時に」という文において、ou plutôtは「ではなくて」という意味ね。このように単に前言を訂正するために使われることが多いのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 19, 2022
Pluie(雨)に関連する形容詞にはpluvialとpluvieuxがあるわよ。前者は「雨の」という意味で、eaux pluviales(雨水)などの語句(多く地理用語)に使い、後者は「雨が多い」という意味で、région pluvieuse(雨が多い地方)などの語句に使うわね。地理用語の「熱帯雨林」はforêt pluviale。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 20, 2022
【今週の一曲】Vendredi sur mer – Le lac (2022) https://t.co/AUms8Rk04u
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 14, 2022
La Colonie de vacances – Multitude of Snakes (2022) https://t.co/039BdlX4A6 ラ・コロニー・ド・ヴァカンスは4組のロックバンドが合体した12人組プロジェクトで、この曲を収録したECHTがデビュー作。インスト主体のアヴァンギャルドなポストロックで、不穏な雰囲気がよい。これは英語の歌。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 14, 2022
Gambino – Ibiza (2021) https://t.co/qP6Mhc0g0b ガンビーノは北マルセイユ出身の覆面ラッパーで、世界の観光地を舞台にしたパーティーミュージック的なラップで人気がある。このような取るに足らないヒット曲が出てきたということこそが逆説的にフランスのラップの成熟を物語るとも云えよう。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 15, 2022
Keren Ann & Quatuor Debussy – Faire des ronds dans l'eau (2022) https://t.co/3KfxaL7cmG ケレンアンが弦楽四重奏団クワチュオール・ドビュッシーをバックに代表曲を再録したアルバム、Strange Weatherの収録曲。これはアンリ・サルヴァドールに提供したバンジャマン・ビオレとの共作曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 16, 2022
Toulouse Contour – Demain, demain (2021) https://t.co/4pCWSHtymP トゥールーズ・コントゥールは仏南西部の大都市トゥールーズ出身の三人のミュージシャンのプロジェクト。イヴァン・キュジウスを中心に、ゼブダのマジッド・シェルフィ、シンガーソングライターのアルト・メンゴが集まった。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 17, 2022
Kenji Sawada – Elle (1976) https://t.co/ujdkYHzrka 1948年生まれの日本人歌手、沢田研二がフランスのテレビに出たときの映像。1976年当時フランスで発売されたアルバムには未収録で、同年発売の二枚組ベストアルバム「FOREVER」に収録されている。フランス人作詞作曲によるオリジナル楽曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 18, 2022
Baptiste W. Hamon – Boire un coup (2022) https://t.co/jQTG6voG9b フランス産アメリカーナを代表する1986年生まれのシンガーソングライター、バティスト・W・アモンのサードアルバムJusqu'à la lumièreの先行シングル。リラックスしたいい内容の歌で、曲名は「一杯飲む」。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 19, 2022
Véronique Sanson – Quelques mots d'amour https://t.co/jlwtVY4MyB Quelques mots d'amourはミシェル・ベルジェが1980年にヒットさせた歌だが、これはかつての恋人だったヴェロニク・サンソンが1996年のヴィクトワール賞で歌ったときの映像。この年最優秀女性アーティスト賞をとっている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 20, 2022