Je vais manger après(私は後で食べます)のaprèsのように後ろに名詞などを伴わない副詞としても使える前置詞が多いけど、dans、sur、sousにはこのような用法が存在しないわね。これらの前置詞に対応する副詞がそれぞれdedans、dessus、dessousなの。Dessusとdessousは発音に注意してね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 14, 2022
J'aime beaucoup Paris et j'en admire les monumentsのenは「パリの(de Paris)」を意味しているわね。この文の後半をj'admire ses monumentsに変えられないのかと疑問に感じる人もいるだろうけど、それは可能です。逆にParis est connu pour ses monumentsのsesはenで置き換えることができないのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 15, 2022
【私が好きな仏単語】Solécisme (文構成上の)誤用(n. m.)>古代において、小アジア(Asie Mineure)(現在のトルコ)のキリキア(Cicilie)の町ソロイ(Soles)の住民が文法的に間違ったギリシア語を話すとされていたことによる。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 16, 2022
17世紀の天才詩人ラフォンテーヌ『寓話』の巻頭を飾る有名な詩「蟬と蟻(La Cigale et la Fourmi)」にLa Fourmi n’est pas prêteuse : C’est là son moindre défautという詩句があるわね。これはフランス人なら誰でも覚えている詩句だけど、意味がとりにくいことで知られているのよ。あなたにはわかる?
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 18, 2022
聖書の有名な引用句「汝自身の如く汝の隣人を愛せよ」はフランス語でTu aimeras ton prochain comme toi-mêmeで、「隣人」の意味で使うprochainには宗教的な響きがあるわね。ここでvoisinという単語は使いません。17世紀のポールロワイヤル聖書ではprochainではなくamiという単語を使っているわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 19, 2022
フランスの地中海側にある湾はリヨン湾だけど、フランス語ではle golfe du Lionというのよ。この湾に流れ込むローヌ川沿いの大都市リヨン(Lyon)とは関係ないの。この湾が「獅子湾」と呼ばれる理由はよくわからないようね。リヨンの町が市章に獅子を使っているのは、語源と無縁のことば遊び。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 20, 2022
【今週の一曲】Robert Glasper – Why We Speak ft. Q-Tip & Esperanza Spalding (2022) https://t.co/kLOKLeBTpQ
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 14, 2022
Clair – Tout est dans la tête (2022) https://t.co/v7eScspRem フィリップ・カトリーヌのレーベル、メゾン・マジックの第一弾アーティスト、クレールのデビュー曲。カトリーヌが作詞作曲とクリップの監督を担当している。奇妙なクリップはアーティスト、エドゥアール・ルヴェへのオマージュ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 14, 2022
Gilbert Laffaille – Le président et l'éléphant (1977) https://t.co/jeuvogPal6 ジルベール・ラファイユは1948年パリ生まれの歌手。当時のフランス大統領ジスカールデスタンのことを皮肉ったこの歌「大統領と象」で知られる。古いタイプのシャンソンが好きな人向け。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 15, 2022
Weekend Affair – Fini de jouer (2021) https://t.co/g4ovYmwp5Z 北仏リール出身のエレクトロポップの男性デュオ、ウィークエンド・アフェアーのサードアルバムQuand vient la nuit(夜が来るとき)の収録曲。イントロから非常におしゃれな感じの曲調だが、ユーモアがあってよい。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 16, 2022
Bon enfant – Diorama (2022) https://t.co/UFgfWJnw17 ボナンファンはケベックの5人組ロックバンドで、2019年にアルバムデビューしたが、これは2022年のセカンドアルバムのタイトル曲。70年代の機材を使って録音したそうで、特にインストルメンタルパートのサイケデリックな演奏がよい。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 17, 2022
Sébastien Roch – Au bar de Jess (1993) https://t.co/okDOCJXucH 90年代前半に日本以外の世界で流行ったシットコムHélène et les garçonsで有名になり、今も続篇Les Mystères de l'amourに出演している俳優セバスチアン・ロックのヒット曲。いかにも90年代当時のフォーク調の凡庸な歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 18, 2022
Cascadeur – La promesse (2022) https://t.co/sqGwmffS5Y カスカドゥールことアレクサンドル・ロンゴはヘルメットをかぶったミュージシャン。繊細な感覚をもったエレクトロポップが得意で、これまでは英語で歌っていたが、この歌は珍しくフランス語である。2022年のフォースアルバムRevenantから。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 19, 2022
Raggasonic – Faut pas me prendre pour un âne (1997) https://t.co/MwAlghqqHp ビッグ・レッドとダディー・モリーを擁したフランスのラガマフィングループ、ラガソニックの代表曲。当時の極右政党国民戦線(FN)の党首ルペンに対して「俺のことを馬鹿だと思うんじゃないよ」と語る歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 20, 2022