J'attends de vos nouvellesは「お便りをお待ちしております」ということだけど、ここにつくdeは部分冠詞のdeと同じものよ。つまりいくらかでもいいから近況を知らせてほしいということね。Deがつかないとある程度文脈が特定されて「どうなったのか知らせてほしい」ということになるでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 21, 2022
1572年のmassacre de la Saint-Barthélemyは日本でサンバルテルミの虐殺のように呼ばれることが多いけど、実際の発音は[baʀtelemi]で、Barthélémyと書かれることもあるの。RemiやRemyも読み方はレミだけどアクサンなしのことがあるわね。La Saint-Barthélemyは聖名祝日で8月24日のこと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 22, 2022
「聖人(saint)」は用法が難しい単語ね。聖人を指すときはsaint Thomas(聖トマス)のようにSが小文字で定冠詞をとりません。例外はSaint Louis。一方、地名や聖名祝日はSが大文字になり、後続の固有名とトレデュニオンでつながれるの。聖名祝日はla Saint-Valentinのように定冠詞laをとります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 23, 2022
セントバーナード犬のことをフランス語でsaint-bernardというけど、この男性名詞は複数形でもSをとらないのが普通よ(un saint-bernard、des saint-bernard)。頭文字は小文字です。アルプスのグランサンベルナール峠(col du Grand-Saint-Bernard)で救助犬として用いられたことから名前が来ているわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 24, 2022
Professeurは「教師」、professionは「職業」という名詞だけど、動詞professerは「公言する」という意味で使うことが多いわよ(Il professe son admiration pour Victor Hugo)。Profession de foiのprofessionは「職業」と関係ないこの動詞の意味から来ていて、これは「信仰告白」の意味の成句よ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 25, 2022
Proliférérは「増殖する」という意味の自動詞で、形容詞prolifiqueは「繁殖力が強い」という意味よ(Les lapins sont prolifiques)。これと「豊富」という意味が共通する形容詞prolixeは言語について用いられ、「饒舌な、冗長な」という意味(Je n'aime pas les écrivains prolixes)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 26, 2022
Prolongerは「延長する」という意味の動詞だけど、これと少し形が似ているprorogerは「延期する」という意味よ。ほぼ同じ意味になる場合もあるけど、前者が汎用的であるのに対して後者は行政用語のような硬い響きがあるわね(Le délai a été prorogé jusqu'à lundi prochain)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 27, 2022
【今週の一曲】Chevalrex – Au crépuscule ft. Pi Ja Ma (2022) https://t.co/KpnFzmCgSw
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 21, 2022
Marion Rampal – A volé (2022) https://t.co/Xo4n39CnS6 マリオン・ランパルは1980年マルセイユ生まれのジャズ歌手でありシンガーソングライター。ジャズ、クラシック、ポップスにわたる広いレパートリーをもち、ブルージーな歌声が心地よい。これはアメリカ南部を感じさせるほの明るいワルツ曲。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 21, 2022
Ministère A.M.E.R. – Traîtres (1991) https://t.co/nokCLAFHW7 フランスのラップの初期シーンを代表するグループの一つ、ミニステール・アメールのデビュー曲「裏切り者」。後にソロでも活躍するストーミー・バグジーとパッシーを擁した。この時点ではドック・ジネコはまだメンバーではない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 22, 2022
Giedré – Tu as une bite (2022) https://t.co/GIExqXIjgL 1985年リトアニア、ヴィリニュス生まれのコミック歌手ギエドレのアルバムChansons Romantiques Au Piano(ピアノ伴奏のロマンチックな歌)から。男性器讃歌で、特にご時世とは関係がないいつも通りのとても下品な歌である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 23, 2022
Kalika – Touche-moi ft. Joanna (2021) https://t.co/ZOL0LaRVcn カリカことミア・ロゼロはアヴィニョン出身のパンキッシュなエレクトロポップミュージシャンで、これは7曲入りのファーストEP、Latcho Dromの収録曲。R&B歌手ジョアナをフィーチュアした歌。挑発的なクリップだ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 24, 2022
Daniel Vangarde – Un bombardier avec ses bombes (1975) https://t.co/Sdx0ttsz4R ダニエル・ヴァンガルドは1947年生まれの音楽プロデューサーだが、1975年に一枚だけアルバムを出している。これは個人が部品と化した現代社会を皮肉った歌。ダフト・パンクのトマ・バンガルテールの父親。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 25, 2022
Disiz – Rencontre ft. Damso (2022) https://t.co/Q96YHtIH1P ディシズは1978年アミアン生まれのラッパー。ディシズ・ラ・ペストからアーティスト名を縮めた。2022年のアルバムAmourは新しいスタイルで、愛を歌う歌手になっている。ベルギーの人気ラッパー、ダムソーをフィーチュアした曲。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 26, 2022
Claude François – Belinda https://t.co/3qLNZHMzre クロード・フランソワ(1939-1978)の1972年の大ヒットシングルLe lundi au soleilのB面曲。英国のグループ、ブールヴァードのカヴァーだが、オリジナルはヒットしていない。マンドリンやフルートが活躍するアレンジが面白い。1973年の映像。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 27, 2022