「ネクタイ」を意味する女性名詞cravateは固有名詞起源の単語の一つで、クロアチア(Croatie)から来ているのよ。今のフランス語で「クロアチアの」はcroateで、cravateは古い形です。17世紀のクロアチア人軽騎兵が首に巻きつけていた布が起源で、20世紀初頭に今の形のネクタイになったようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 4, 2022
【私が好きな仏単語】Hagiographie「聖人伝」(n. f.)>Hは無音。「聖人伝作者」はhagiographe。13世紀の『黄金伝説』などが有名(La Légende dorée de Jacques de Voragine)。また、生涯を極端に美化した伝記のことも皮肉を込めてこう呼ぶ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 5, 2022
Fantastiqueという形容詞は「空想の」という意味で、animal fantastiqueは「想像上の動物」だけど、film fantastiqueやconte fantastiqueはかなり「怪奇」に近づくわよ。C'est fantastiqueはC'est excellentと同じような意味で使うので、用法によってかなり意味が変わる単語ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 6, 2022
インターネット時代になって、昔に比べたらずっと生の外国語が身近になったと云えるわね。大いに活用するべきだけど、一般のフランス語話者のフランス語はもちろんのこと、ローカリゼーションのフランス語なども変なものが多いので、何が変なのかを見分けるフランス語能力が絶対に必要なのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 7, 2022
「接続詞etは絶対にリエゾンしない」という知識は半分しか当たっていなくて、より正確には「接続詞etのTは絶対にリエゾンしない」と云うべきね。土木学校の名前Ponts et chausséesのように、ある種の定型表現でetが複数名詞に続くときに/ze/という音が現れることがあるのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 8, 2022
フランス語の女性名詞histoireには「歴史」と「物語」の意味があり、英語のhistoryとstoryの両方に対応するけれど、Ne me raconte pas d'histoiresという決まり文句は「適当なことを云うな」という意味よ。ここでhistoireは「つくり話」や「嘘」を意味しているわね。Histoire naturelleは「博物誌」。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 9, 2022
強勢人称代名詞moiとtoiを主語にするとき、Moi, je peux le faireのように主語代名詞を繰り返す必要があり、moi peuxとは云えないけど、seulやmêmeなどを伴っている場合はその限りではなく、直接動詞の活用形を続けることが可能よ。たとえばToi seule as une raison d'y croireのような感じね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) April 10, 2022
【今週の一曲】Miel de Montagne ft. Philippe Katerine – C'est dur (2022) https://t.co/KejEZRganD
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 4, 2022
Park – Réveil heureux (2022) https://t.co/j51jSeWpLD パークはフランソワ・マリー(フランソワ&ジ・アトラス・マウンテンズ)と西仏サント出身の3人組ロックバンド、リジストラタが組んだ新しいグループ。90年代ギターロック風のサウンドがよい。英語の歌が多いが、この歌はフランス語。♡
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 4, 2022
Busta Flex – J'fais mon job à plein temps (1997) https://t.co/wA8dXMFPC8 バスタ・フレックスことヴァレリー・フランソワは1977年ヴァルドワーズ県生まれのラッパー。バスタ・ライムズとファンクマスター・フレックスから名前をとった。このデビューヒットはNTMのクール・シェンとの共作。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 5, 2022
Cyril Cyril – Yallah Mickey Mouse (2020) https://t.co/aVTWP2vaK3 ジュネーヴの二人組、シリル・シリルの2020年のアルバムのタイトル曲。ドラムスとバンジョーという編成だったが、バンジョーがギターに変わっている。悪ふざけがバッドトリップしたようなクリップが強烈。歌は人工言語か。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 6, 2022
Ricky Amigos – J'avais deux amis (2022) https://t.co/HzowpnGTpb 80年代から活動しているフラメンコロックのグループ、リッキー・アミーゴスのアルバムRock'n'Rollから、「セントジェームス病院」のフランス語版。エディ・ミッチェルが1965年にバディ・ホリーとエディ・コクランに捧げて歌った歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 7, 2022
Pit Baccardi – Si loin de toi (1999) https://t.co/RixcO3Bc7e ピット・バカルディことギヨーム・ングムーは1978年カメルーンのヤウンデに生まれたラッパー。亡くなった母親のことを歌ったこのメローなバラードが最初のヒット曲。カメルーンに帰って音楽ディレクターになったとのこと。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 8, 2022
Pi Ja Ma – J'ai oublié (2022) https://t.co/8kQXbYGKzc ピ・ジャ・マことポーリーヌ・ド・タラゴンは1996年アヴィニョン生まれの女性歌手。セカンドアルバムSeule sous ma frangeから。デビューアルバムは英語だったが、フランス語で歌っている。止まりそうなリズムのアコースティックアレンジ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 9, 2022
Assassin – La formule secrète (1990) https://t.co/0EoYST0HRW フランスのラップグループ最古参、アササンの曲で、フランス初のラップのコンピレーションアルバムRapattitude(1990年)の冒頭を飾った。リーダーのロッキン・スクワットことマチアス・カッセルは俳優ヴァンサン・カッセルの弟。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) April 10, 2022