Réfléchirは他動詞で「反射する」という意味になり、自動詞で「熟考する」という意味になるわよ。熟考の対象を示す補語はàかsurで導かれます(Je réfléchis à ce problème)。ニュアンスとしては結構「悩む」に近いわね。名詞réflexionは両方の意味で用いられるわよ。英語との綴りの違いに注意してね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 16, 2022
Refléterもréfléchirも光や映像を「反射する」という意味だけれど、前者の方が反射の度合いが弱く、後者は科学的なニュアンスが強いと云えるわ。Le miroir réfléchit la lumière(鏡は光を反射する)、Le miroir ne reflète pas forcément la réalité(鏡は必ずしも現実を反映しない)と云えるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 17, 2022
Réussirは本来àがついた補語を伴う自動詞だけど、19世紀以後は直接目的補語をとる他動詞の用法が増えているそうよ。とはいえréussir à l'examenは自動詞が正しく、réussir l'examenは批判されることがある言い回しなの。自力で成功するわけではなく、採点するのは教師だからという理窟のようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 18, 2022
Rêverは不定詞を補語にとる場合deを伴うけど(Je rêve d'aller à la Lune)、名詞が補語のときには他動詞の用法とdeやàを伴う自動詞の用法があるわよ。Deは実際の夢(J'ai rêvé de ma grand-mère)、àは比喩的に「夢見る」というときに用いることがあるとされるわ(Il a rêvé à la conquête du monde)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 19, 2022
【私が好きな仏単語】Rhododendron 「つつじ、しゃくなげの類の花」(n. m.)>アザレア(西洋つつじ)(azalée)も含む。発音は[ʀɔdɔdɛ̃dʀɔ̃]で、enの発音が[ɑ̃]ではないことに注意。音が好きな単語。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 20, 2022
Je vous défends de rien changer(何であれ変更を禁じる)やElle refuse de rien manger(何であれ食べることを拒否する)などの文において、rienはquelque choseやquoi que ce soitの意味をもっていて、neを伴わないわよ。この場合、使用される動詞の方が否定的な意味をもっているわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 21, 2022
日本語で「馬跳び」というものをフランス語ではsaute-moutonというわよ。馬ではなくて羊になるのね。また、これとよく似たsaut-de-moutonという単語は土木用語で「立体交差」を意味するそうです。前者の複数形は単数形と同形かsaute-moutonsで、後者の複数形はsauts-de-moutonになるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 22, 2022
【今週の一曲】Kery James – Marianne (2022) https://t.co/GECHOpbqcv
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 16, 2022
Quinquis – Adkrog (2022) https://t.co/yywq9me2Rf エミリー・カンキスは1990年ブレスト生まれのミュージシャン。以前はタイニー・フィート名義だったが、カンキス名義のデビューアルバムSeimは全篇ブルトン語で歌っている。ヤン・ティエルセンの妻でもある。ヴァンゲリスのようなシンセポップ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 16, 2022
Le Rat Luciano – Sacré (2000) https://t.co/xQtfFBNOnJ ル・ラ・ルチャーノことクリストフ・カルモナは1976年マルセイユ生まれのラッパーで、フォンキー・ファミリーのメンバー。2000年発表の唯一のソロアルバムMode de vie… Béton styleの収録曲。メディア露出は少ないが、界隈では慕われている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 17, 2022
Paupière – Sade Sati (2021) https://t.co/uCZuhgkm7I ポーピエール(まぶた)はモントリオールのシンセポップグループで、以前は女性二人男性一人のトリオだったが、女性メンバーが一人脱退して二人組になった。80年代ニューウェイヴ風だが、過剰なシンセサウンドがとてもよい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 18, 2022
Miel de Montagne ft. Philippe Katerine – C'est dur (2022) https://t.co/KejEZRganD ミエル・ド・モンターニュことミラン・カンシュドーダンは元ハウスDJだが、メロディアスなポップスを歌うアーティストになった。セカンドアルバムTout autour de nousからカトリーヌとのデュエット。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 19, 2022
Daddy Yod – Delbor (1991) https://t.co/9Ss5mRwtWH キング・ダディー・ヨッドことステナール・サンフェリックスはグアドループ島生まれの歌手。フランス語のラガマフィンスタイルの先駆者の一人で、フランス初のラップコンピレーションRapattitude(1990年)に参加した。題名はbordelのヴェルラン。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 20, 2022
La rue Ketanou – Je mentirais (2021) https://t.co/GhriRUHf29 ミュゼットをベースとしたストリート音楽を演奏するグループ、ラ・リュー・ケタヌーのライヴアルバムÀ cruから。グループ名はla rue qui est à nous(私たちのものであるストリート)から来ている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 21, 2022
Eddy Mitchell – Un portrait de Norman Rockwell (1996) https://t.co/dplZPVfBy0 1942年パリ生まれのロック歌手、エディー・ミッチェルの1996年のアルバムMr. Eddyの冒頭を飾る曲「ノーマン・ロックウェルの肖像画」。エディー・ミッチェルのヒット曲の中でも優れた曲の一つ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 22, 2022