Toute autre histoire est un mensongeは「これと違う話は全て嘘だ」という意味で、touteはautre histoireを修飾する形容詞だけれど、Ils racontaient une tout autre histoireは「彼らは全く別の話を語っていた」ということで、toutはautreだけにかかる副詞なのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 27, 2022
Toutが副詞のとき、子音および有音のHで始まる形容詞女性形の前でだけ性数一致するのよ。だからElle est TOUT heureuseに対し、Elle est TOUTE honteuseと書くことになるの。Il est TOUT honteux、Ils sont TOUT honteux、Elle est TOUTE honteuse、Elles sont TOUTES honteusesと不規則になるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 28, 2022
【私が好きな仏単語】Train-train「平凡な日常の繰り返し」(n. m.)>原則的に複数形をもたない名詞。古くはtrantranあるいはtran-tranで、猟師の角笛の音を意味する擬音語だったが、「進行」を意味するtrainの影響で語形が変わった。発音は[tʀɛ̃tʀɛ̃]で、ブルーハーツとは無関係。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 29, 2022
Je ne pense pas qu'il aille bienは「彼が元気だとは思わない」、Je pense qu'il ne va pas bienは「彼は元気ではないと思う」という意味になるので、ニュアンスの区別が必要ね。この場合は直説法を使った表現の方が接続法を使った表現よりも断定的なニュアンスになるのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) June 30, 2022
複数形vacancesは「休暇」の意味だけど、単数形vacanceは「空位、欠員」の意味よ。Le service des urgences a été fermé par suite de la vacance prolongée des postes de chirurgien(長期にわたる外科医の欠員のために救急部門は閉鎖された)別にわがままな外科医が休暇を延長したわけではないの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 1, 2022
Videは「空(から)の」という形容詞、「虚空」という名詞だけど、「からっぽの状態」を意味する名詞はvacuitéよ。他にviduitéという名詞があり、これは法律用語の「寡居」という意味です。Délai de viduitéは女性に再婚を禁じる期間のことで、フランスでは300日だったけど、2004年に廃止されたわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 2, 2022
C'estの後に複数名詞を続けるのはくだけた用法で、Ce sont de petits enfantsのようにce sontを使うのが正規の用法だけど、その複数名詞が時間や金額を示すものの場合はc'estを使うわよ。C'est sept heures qui sonnent. C'est cent euros que vous devez.
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 3, 2022
【今週の一曲】Benjamin Biolay – Rends l'amour ! (2022) https://t.co/95wVOpbf2s
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 27, 2022
Ō'Ō – Touche (2022) https://t.co/iFooDqLxQy ハワイに生息していたという絶滅した鳥から名前をとったエレクトロポップの男女デュオ、オーオー。南仏アジャンの出身だが、バルセロナで活動している。この形態のグループはフランスに多いが、このデュオは女性ヴォーカルの透明な性質がよい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 27, 2022
Valli – Place de la Madeleine (1987) https://t.co/zf7HjgZUiY ヴァリ・クリガーマンは1958年ニューヘイヴン生まれの米国人歌手、ラジオDJで、1981年にChacun fait c'qui lui plaîtをヒットさせたシャグランダムールのメンバーだったことで知られる。これは1987年のソロシングル曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 28, 2022
Zaoui ft. Michel – C la base (2022) https://t.co/mgwq69QWO9 2枚のアルバムを残して2021年に解散したテラピー・タクシーのラファエル・ファジェザウィがザウィ名義で出したソロデビューEP、Mauvais Démons(悪鬼)から、北仏ヴァランシエンヌ出身のラッパー、ミシェルをフィーチュアした曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 29, 2022
Barkanan – Dans les pleines (2021) https://t.co/EuUxPAUwH5 バルカナンは兄弟二人組のフォークグループ。2021年のデビューアルバム、Fleuve d'automne(秋の川)から「平原にて」という歌。ここでは二人がギターとピアノを弾いて歌っている。繊細な感覚の歌だが、ピアノソロに熱さを感じる。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) June 30, 2022
Annie Girardot – Bonhomme (1981) https://t.co/x0FERhoKQh ガラガラ声がトレードマークだった名女優アニー・ジラルド(1931-2011)が制作・出演したミュージカル、Revue et corrigéeからの一曲。興行的には大失敗で、一ヶ月しか上演されなかったという。81年当時のテクノポップサウンド。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 1, 2022
Hyacinthe – Papaoutai 2 (2022) https://t.co/DpJRo59eYV 悲しいラップの第一人者、ヤサントのEP、Tout ce qui brûleの収録曲。ストロマエのヒット曲「パパウテ(パパはどこにいるの)」へのアンサーソングで、「父親がどこにいるか知っている僕はパパウテとは歌わない」と歌う。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 2, 2022
Eddy Mitchell – Au bar du Lutetia (2004) https://t.co/bkyLlShTO9 1942年生まれのフランスを代表するロック歌手の一人、エディー・ミッチェルの2004年のライブアルバムFrenchy Tourから、前年のアルバムFrenchyの最後を飾る曲で、ゲーンズブールに捧げた歌。ジャジーでビタースウィートな曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 3, 2022