Un vieil aveugleは、形容詞vieuxが母音および無音のHで始まる男性名詞単数形の前でとる特別な形vieil+男性名詞aveugleで、「年老いた盲人」という意味だけど、un vieux aveugleは、男性名詞vieux+形容詞aveugleで、「目が見えない老人」という意味ね。この場合、リエゾンは不可です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 4, 2022
形容詞vieuxは母音および無音のHで始まる男性名詞単数形の前でvieilになるべきだとされるけど、ユゴーはvieux hommeという形を何度も繰り返し使っているわ。文豪ユゴーが文法の間違いに気づかずに使っていたのかしら?そうではなくて、19世紀のリトレ辞書によると俗語的用法と見なされていたようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 5, 2022
「知らせ」の意味の女性名詞はannonceで、Annonciationは聖マリアに対する受胎告知を意味する女性名詞ね。また、「訪問」を意味する女性名詞はvisiteで、Visitationは聖マリアが聖エリザベトを訪問したエピソードについて用いられる女性名詞よ。いずれもルカ福音書第1章にあるエピソードね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 6, 2022
Viteは基本的に「速く」という意味の副詞で用い、「速い」という意味の形容詞はrapideを使うけれど、スポーツジャーナリズムの世界ではviteを形容詞として使うこともあるわよ。Le coureur le plus vite du mondeは「世界最速のランナー」ね。動物や自動車などについても使うことがあるようです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 7, 2022
食卓に置くナイフフォーク類のことをcouvertというけど、動詞couvrir(覆う)の過去分詞から来たこの名詞は、元はやはりテーブルクロスのことを意味していたけれど意味がずれたらしいわ。このcouvertは単数形で一人分の食器を指します。Une table de douze couvertsは会食者が12人のテーブルのこと。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 8, 2022
名詞として用いるとき、vivreはつうじょう常に複数形vivresで、「食糧」という意味になるけれど、donner le vivre et le couvertという言い回しでは例外的に単数形で、「食事と宿を与える」という意味になるわよ。このcouvertは古い用法で、「雨露をしのぐ屋根」を意味しているのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 9, 2022
「明けましておめでとう」などの意味で用いるMeilleurs vœuxや、これと類似した表現Meilleurs souhaits、Meilleur souvenirなどの言い回しは、比較級ではなくて最上級なのだから、定冠詞や所有形容詞をつけるべきだと批判されることがあるけど、そんなに厳しく考えなくてもいいのではないかしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 10, 2022
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— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 10, 2022
フランス語入門とA2の授業は始まったばかりなので、興味がある方は早めにお問い合わせください。二つあるA2は同内容で、火曜日は来週開講、土曜日は既に多少進んでいます。いずれも一回90分、月に4回で12,000円(税込)。 https://t.co/nPSmfOIaeg
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) July 10, 2022
【今週の一曲】Julien Granel – Vers le soleil (2022) https://t.co/3kB9Q1Thbn
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 4, 2022
Son parapluie – Paris n'existe pas ft. Isobel Campbell (2022) https://t.co/BM5wZ3tmnZ ロレーヌ地方ナンシーのグループ、オーウェルの中心人物、ジェローム・ディドロのプロジェクト。元ベル&セバスチャンのイゾベル・キャンベルのフランス語の歌をフィーチュアした、60年代風レトロなポップス。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 4, 2022
Liz Van Deuq – Le wifi ou Dieu (2018) https://t.co/izFA9cT9lF リズ・ヴァン・ドゥークことヴァネッサ・ドゥキエは1983年ニエーヴル県生まれの歌手。2018年のセカンドアルバムVanitésからの一曲で、ワイファイと神には共通点があるとうたうトークオーヴァースタイルの歌。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 5, 2022
La Grande Sophie – La mer (2022) https://t.co/cQwlyMSfJF ラ・グランド・ソフィーことソフィー・ユリオーは1969年生まれのシンガーソングライター。シンプルに「海」と題されたこの歌は子供の頃に過ごしたマルセイユの海の思い出を元にしたもの。ペダルスチールをフィーチュアした明るい曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 6, 2022
S-Crew – Encore (2022) https://t.co/WKyaRGBDF7 Sクルーは人気ラッパーのネクフーと、フラマル、ムクラの兄弟ラッパーを中心としたヒップホップグループ。6年ぶりのサードアルバムSZR 2001から。アルバムタイトルはレーベルSeine Zoo Recordsと結成年から来ている。スムーズなトラック。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 7, 2022
Georges Dor – La Manic https://t.co/QsFSSBvPn6 ジョルジュ・ドール(1931-2001)はケベックの作家で、60年代から70年代にかけて歌手としても活動した。1966年のデビューアルバム収録のこの曲が大ヒットし、代表曲になった。水力発電所ダム建設の労働者のラヴソング。映像はいつのものかわからない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 8, 2022
Adé – Si tu partais (2022) https://t.co/dJFuP4R3dP あっさり解散してしまったテラピー・タクシーのアデことアデライード・シャバンヌドバルサックのソロ曲。テラピー・タクシーの前身のミルキー・ウェイはフォークをやっていたが、これはそれを思い出させるようなカントリータッチの曲である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 9, 2022
Joe Dassin – Siffler sur la colline https://t.co/8Apv5jFsug 「シャンゼリゼ」で有名な米人歌手、ジョー・ダッサンの1968年のヒット曲、「口笛の鳴る丘」。イタリア人歌手リッカルド・デル・トゥルコの歌Uno tranquilloのカヴァー。いわゆる五月革命の時期にヒットしたとされる。1969年の映像か。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) July 10, 2022