「じゃがいも」はフランス語でpomme de terreだというのはよく知られているけれど、英語のpotatoと同じ語源をもつpatateはよく「さつまいも」の意味で使われるわよ。「甘い」という形容詞をつけたpatate douceもよく使うわね。俗語ではこのpatateを「じゃがいも」の意味で使うこともよくあるわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 8, 2022
「カリフラワー」のことはchou-fleurといい、複数形はchoux-fleursになるわよ。前の要素chou(キャベツ)が勝る男性名詞です。フランス語としては例外的なつくりの単語だけど、イタリア語のcavolfioreに倣ったものとのこと。キャベツの一種と理解されるので、略してchouと呼ぶことも頻繁にあるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 9, 2022
「詩人」はpoèteで本来は男性名詞だけれども、女性について使うときにはun poèteとune poèteの両方がありうるわよ。この他にpoétesseという女性形があり、プチロベールなどには軽蔑的呼び方と書いてあるけど、どのような職業名にも女性形を与える現在においてはそのニュアンスが薄くなったようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 10, 2022
スイス(Suisse)の住民は男女同形で国名と同じSuisseだけれども、女性形にSuissesseという形もあるわよ。もっともこの形はあまり使われません。女性市長に男性と同じmaireを使い、mairesseという形をあまり使わないのと同様です。この女性を示す-esseがついた単語があまり好まれないことがあるのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 11, 2022
「公爵(duc)」の妻がduchesse、「伯爵(comte)」の妻がcomtesseであることから考えると、「大公(prince)」の妻はprincesseになりそうね。事実このprincesseという単語は、大公の娘だけでなく妻のことも意味するのよ。『クレーヴの奥方(La Princesse de Clèves)』はprinceの妻のことね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 12, 2022
第二次世界大戦終戦からオイルショック頃まで、1945年から75年までの30年間のことをles Trentes Glorieuses(栄光の三十年)と呼ぶわよ。この呼び名は1830年のいわゆる「7月革命」(7月27日~29日)がles Trois Glorieuses(栄光の三日間)と呼ばれるのに倣ったものです。これらのGlorieusesは名詞。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 13, 2022
「カフェテリア」のことはcafétéria(女性名詞)というわね。メキシコのスペイン語語彙が米語を経由してフランス語に入ったものだそう。短縮形のcafét'あるいはcafèt'もよく使い、cafetteという綴りもあります。グレヴィスが薦めるcaféterieは、プルーストに用例があるそうだけどほぼ使いません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) August 14, 2022
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【今週の一曲】Lomepal – Auburn (2022) https://t.co/9h396yvPep
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Romano Bianchi – L'oubli me convient (2021) https://t.co/ZpGYdc7IaI ロマーノ・ビアンキことロラン・デズュスはジュネーヴのミュージシャン。ファーストソロアルバムFringaleから。ジュリアン・ガスクやバルバガロなどが好きな人にお薦めのサイケデリックポップ。レトロ感がなかなかよい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 8, 2022
Armande Altaï – Informulé (1982) https://t.co/OANDdH7LOi アルマンド・アルタイは1944年にシリアのアレッポに生まれた歌手。今世紀初頭にTF1の番組スターアカデミーで歌唱コーチを務めたが、70年代から80年代にかけてはアングラシーンの歌手だった。げてもの好きにお薦め。
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Camélia Jordana – Mon roi (2022) https://t.co/rLuxOiONMF 1992年生まれの南仏トゥーロン生まれの歌手カメリアジョルダナが2021年に出した4枚目のアルバム、Facile x fragileの再発盤に付け加えられた歌。カリブを感じさせるリズムで、オリエンタルなところもある。
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Stabar – Rayonne (2022) https://t.co/7MFucDD53y スタバールは2012年デビューの4人組社会派グループ。大西洋岸の大都市ナントで活動している。4枚目のアルバムIl est tempsから。レゲエを基調とした音楽だが、なかなか曲が凝っている。これは連帯を呼びかける歌である。
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Catherine Ferry – Vivre avec la musique (1984) https://t.co/yEpiUAlNGA カトリーヌ・フェリーは1953年イヴリースュルセーヌ生まれの歌手。1976年にユーロヴィジョンのフランス代表になり2位になった。これはかつての恋人ダニエル・バラヴォワーヌが作曲した80年代のニューウェイヴポップス。
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Enchantée Julia – Plus fort que moi (2022) https://t.co/tSk99bxOKi アンシャンテ・ジュリアは南仏ヴォークリューズ県オペッド出身のネオソウル、R&Bの歌手。セカンドEP、Longo maïから。アルバムタイトルは「長く続きますように」という南仏の表現らしい。クールなサウンドが心地よい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 13, 2022
Jesse Garon – Nous deux (1985) https://t.co/rPMo71riw9 ジェス・ガロンことブリュノ・フュマールは1962年生まれの歌手で、エルヴィスなりきりの歌を歌った。C'est lundiのヒットだけで知られる一発屋だが、この三連の甘いドゥーワップバラードもシングルカットされている。愛があるキッチュ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) August 14, 2022