伝統的には夫と妻のことをmariとfemmeといい、épouxとépouseは行政や宗教の文脈で使うことになっているけれど、特にfemmeに対する違和感から後者のペアーもよく使われるようになっているわね。また、結婚していないパートナーについては、男性をcompagnon、女性をcompagneと呼ぶことが多いです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 3, 2022
グレヴィスの文法書に、夫は自分の妻の話をするときにMadame m'accompagnera(奥様と一緒に行きます)とは云わずにMa femme m'accompagnera(妻と一緒に行きます)と云うべきだが、使用人に対してはMadame vous appelle(奥様がお呼びだよ)と云うと書いてあるわ。面白い使い分けね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 4, 2022
語源が異なるerrerという動詞が二つあり、現用の「さまよう」の他に「旅する」を意味するものがあったの。動詞的形容詞errantは後者から派生したもので、chevalier errant(遍歴の騎士)、Juif errant(さまよえるユダヤ人)などの表現に用いられるわ。本来の意味は「歩き続けるユダヤ人」ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 5, 2022
EとTの合字&は英語でampersandと呼ぶけど、フランス語ではesperluette(あるいはesperluète)と呼ぶわよ。現代フランス語においてこの記号の使用は会社名などの商業分野に限られているけれど、以前は普通の文章中でetの代わりに用いられ、アルファベの最後の文字と考えられていたそうよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 6, 2022
「夏(été)」の形容詞はestivalで、「冬(hiver)」の形容詞はhivernalね。これらの形容詞とよく似た名詞にestivantとhivernantがあり、それぞれ夏休みと冬休みを保養地で過ごす旅行客を意味します。より一般的には、休暇を過ごす旅行客の意味でvacancierを使うわね。「休暇(vacances)」は必ず複数形。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 7, 2022
Forêtやhôpitalなどの単語を英単語forest、hospitalと比べてみると、アクサンシルコンフレクスは発音されないSの省略を示すものだと推測できるけど、Sが落ちたところで必ずこの記号を使うわけではないのよ。たとえばété、étudiantなどではアクサンテギュを使い、otageでは記号を使っていないわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 8, 2022
「学生(étudiant)」は本来名詞だけど、le monde étudiant、la vie étudianteのように、形容詞として用いることがあるわ。この意味ではestudiantinという形容詞があるけど、この単語が多少滑稽に響くのが理由らしいわ。アカデミーフランセーズはétudiantを形容詞として使うことを勧めていません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 9, 2022
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— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 9, 2022
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フランス語入門とA2の授業はまだあまり進んでいないので、興味がある方は早めにお問い合わせください。木曜日午後7時45分からのA1の授業もまだあまり進んでいません。入門には土曜日午後4時半からのものと水曜日午後1時からのものがあります。 https://t.co/d4jHJZNVKo
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 9, 2022
【今週の一曲】Vieux Farka Touré & Khruangbin – Savanne (2022) https://t.co/iOGBtQ86fQ
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 3, 2022
La Harde – Adieu (2022) https://t.co/Ep9apz80SO 新しいフランス民謡のレーベル、ラ・ノヴィアのアーティストの一つ、ラ・アルドはジャック・ピュエッシュとギエム・ラクルーによる二人組フォーヌとビデオ制作者グレゴワール・オリオによるユニット。これはハーモニウムとギターによる演奏。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 3, 2022
Yodelice – Keep Running (2022) https://t.co/0jnButb7QR 1979年クレテイユ生まれのヨデリスことマクシム・ヌッチ(ヌシ)は晩年のジョニー・アリデーなど数多くのヒット作のプロデューサー、作曲者として知られている。自分で歌う歌は英語で歌っている。9年ぶりのフォースアルバムから。
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Julien Gasc – Amour velours (2022) https://t.co/mMIlozUXzI トゥールーズを拠点とするアヴァンポップグループ、アクアセルジュの中心人物、ジュリアン・ガスクの4枚目のソロアルバム、歌詞にカットアップ手法を用いたRe Effからの先行曲。相変わらずジャジーでビタースイートな極上ポップス。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 5, 2022
Wati Watia Zorey Band – Panier sur la tête, ni chanté (2022) https://t.co/BnwSy75oI0 ワティ・ワティア・ゾレイ・バンドはローズマリー・スタンドレーとマルジョレーヌ・カルランを中心としたプロジェクト。レユニオン島の音楽、マロヤの悲運の天才歌手、アラン・ペテルスの歌を歌ったもの。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 6, 2022
Naps – La kiffance (2021) https://t.co/f5I4LqD6XL ナプスは2014年にデビューしたマルセイユ生まれのラッパー。この曲はアルバムLes mains faites pour l'orの収録曲で、2021年を代表する夏のヒット曲になった。題名は俗語で、C'est la kiffanceは「最高だ」というような意味。
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Mademoiselle K – Garçon Bleu (2022) https://t.co/Nfx5WF9TKs マドモワゼルKは1980年生まれのカトリーヌ・ギエラクを中心としたグループ。アーティスト名を冠した5年ぶりのアルバムMademoiselle Kの収録曲。前作はエレクトロロック路線だったが、今回はシンプルなロックに戻っている。音が変。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 8, 2022
Bernard Lavilliers – Noir et blanc (1986) https://t.co/PjwZZUP4JJ 1946年サンテチエンヌ生まれの歌手、ベルナール・ラヴィリエの1986年のアルバム、Voleur de feu付属の2曲入りマキシシングルのA面曲。当時収監されていたネルソン・マンデラに言及して人種差別をテーマにしたヒット曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 9, 2022