女性名詞formuleは「書式、定型文、公式」を意味し、男性名詞formulaireの本来の意味は「書式集」だけど、日常においては、特に役所などに用意されている書き込み式の申込用紙について、formulaireをformuleの意味で使うことが多いわね。アカデミー辞書の最新版にはこの用法が掲載されています。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 24, 2022
「住民名」をgentiléといい、「民族名、国民名」はethnonymeあるいはethniqueというわよ。フランスでは小さな町にも住民名があるけど、これらはgentiléで、ethniqueではないわね。このgentiléはさまざまな語尾をもつけど、いちばん多いのはNiçois(←Nice)やLiégeois(←Liège)などの-oisらしいわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 25, 2022
Gouletとgoulotは語源が共通する男性名詞だけど、前者は「(山間の)隘路」、後者は「(瓶などの)細長い首」という意味よ。比喩的な「隘路(障碍)」の意味では、goulet d'étranglementとgoulot d'étranglementの両方が使われます。この二つの単語は女性名詞gueule(口)とも語源が通じるのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 26, 2022
Goûtez ce platとGoûtez à ce platは両方とも「この料理を味見してください」ということだけど、多少の違いがあって、goûter àの方には「今まで食べたことがないものを少し食べてみる」というニュアンスがあるそうよ。Savourerは「じっくり味わって食べる」ことで、dégusterはこれの類義語。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 27, 2022
1960年代以後に現れた「ヒッピー」のことをフランス語でもhippie(あるいはhippy)というけれど、baba coolという単語もよく用いられるわね。ちょっとずれるけれど、1968年5月革命世代の人のことはsoixante-huitardと呼びます。ピースフルなbaba coolはpost-soixante-huitardだと云えるかもね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 28, 2022
Impeccableという単語の語源的な意味はpéché(罪)と通じる「罪を犯しえない」というものよ。この単語は人についてだけ用いるべきで、ものやことにはirréprochableを使うべきだというのがことばに厳しい人の意見だけど、日常語ではものやことについても「非の打ち所がない」という意味で用いるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 29, 2022
「傾ける」という意味の動詞inclinerには派生名詞が二つあり、inclinaisonはものの傾き、inclinationは気持ちの傾き(性向、好み)を意味するというのが基本的な区別だけど、「お辞儀」についてはinclinationを用いるべきというのがアカデミーフランセーズの意見よ(inclination de tête)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 30, 2022
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フランス語B1の新規授業が土曜日午後2時45分から始まりました。興味がある方はお問い合わせください。フランス語入門とA2の授業、木曜日午後7時45分からのA1の授業はまだ途中からの参加ができるかと思います。入門には土曜日午後4時半からのものと水曜日午後1時からのものがあります。 https://t.co/flX0Ifckf7
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 30, 2022
【今週の一曲】Structures – Nothing Ever Lasts (2022) https://t.co/bfOcB9LlJu (英語)
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Jean-Pierre Kalfon – Costard (2022) https://t.co/aEAgyTXeRD ジャンピエール・カルフォンは1938年パリ生まれの俳優だが、60年代から歌手としての活動もしている。93年の歌手デビューアルバムから約30年後の2022年に、83歳にしてセカンドアルバムMéfistoléfangeを出した。なかなか悪くない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 24, 2022
Damien – J'essaye d'arrêter (2005) https://t.co/tykLiO6Afh 1981年グランビー生まれのダミアンはケベックのラッパー。アーティスト名を冠したデビューアルバムの収録曲。ギターを弾きながらラップするスタイルが特徴的。個性に欠けるような気もするが、実はあまりないタイプの音なのかもしれない。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 25, 2022
Kalash & Damso – Malpolis (2022) https://t.co/XBf3wG5uRP カラッシュことケヴィン・ヴァルレーは1988年ストラスブール生まれのマルチニーク系歌手、ラッパー。2022年のアルバムTomboloから、2017年の大ヒット曲Mwaka Moonと同様にベルギーのラッパー、ダムソーをフィーチュアした曲。
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Maïa Barouh – Hafu (2022) https://t.co/GjMUvjWaQS 1983年東京生まれのマイア・バルーは有名なフランス人音楽家ピエール・バルーの娘。2022年のアルバムAïda(間)収録の「ハーフ」という歌。アルバムには「東京音頭」や「大漁唄い込み(斎太郎節)」のエレクトロ版も収録されている。
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Niro – Perdu (2014) https://t.co/8zzADKp0n0 ニーロことヌレディン・バフリは1987年オルレアン生まれのモロッコ系ラッパー。2014年のメジャーデビューアルバムMiraculéからのヒット曲。未来が見えない行き場を失った若者の心情を描いたこの曲は、切々としたスタイルが悪くない。
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SCH – LIF (2022) https://t.co/4mbOfsf2jC SCHことジュリアン・シュヴァルゼールは1993年マルセイユ生まれのラッパー。2018年と2021年のコンセプトアルバムシリーズ、JVLIVSが高い評価を得ているが、これは2022年発表のセカンドミックステープ、Autobahnの収録曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 29, 2022
Plastic Bertrand – Sentimentale-moi (1979) https://t.co/Q6AQdfvg8l プラスチック・ベルトランは1954年ブリュッセル生まれの歌手で、もっぱらフランス語で歌った初めてのパンクロックのヒット曲と云われるÇa plane pour moiで知られる。これはカントリーポップスタイルのヒット曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 30, 2022