「フランス風の」のことをà la françaiseというけれど、これはmanièreのような女性名詞が省略されたものだと考えられるわね。他の形容詞の女性形を使うこともできて、たとえばhomard à l'américaine(アメリカ風オマール海老)というフランス料理があるわね。À la+固有名詞も見かけます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) October 31, 2022
男性名詞étatは「状態」という意味だけど、機械などについてen étatが「正常な状態」、hors d'étatが「使えない状態」を意味することを考えると、この単語そのものは「正常な状態」を含意すると考えられるわね。一方、人についてIl est dans tous ses étatsというと、「あたふたしている」という意味。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 1, 2022
Indemnitéは「賠償金、補償金」の意味でよく使う女性名詞で、今の普通の発音は[ɛ̃dɛmnite]よ。古くは[ɛ̃damnite]という発音で、さらにその前は[ɛ̃danite]だったそうよ。この単語の語源はMを発音しないdamner(地獄に落とす)やcondamner(有罪判決を下す)などの単語と通じます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 2, 2022
C'est urgent(それは緊急だ)と同じような意味のÇa urgeということばを耳にすることがあるけど、このurgerという動詞はアカデミーフランセーズの辞書に収録されていないのよ。1992年に刊行が始まったアカデミー辞書は現在電子版でもまだSまでしか出ていません。さてurgerは収録されるのでしょうか。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 3, 2022
形容詞indifférent(無関心な)に対応する動詞indifférerは正規のフランス語ではないとされるわよ。アカデミー辞書はVotre comportement m'indiffère(あなたの言動に私は関心がない)という例文を挙げて、Votre comportement m'est indifférentとした方がいいという註記を加えているわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 4, 2022
文学評論家エミール・ファゲはDire inlassable est très inlogique : inlassable n'est pas français ; je serai illassable à le direと云ったそうよ。Illogiqueやillégalなどの単語はLの前で否定の接頭辞in-がil-になるのに、inlassableだけ語形が違うのは非論理的だと主張したのね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 5, 2022
「法律に関わる」という意味の形容詞はjuridiqueで、juridictionnelは「裁判権に関わる」という専門的な法学用語よ。これより一般的な「司法に関わる」という意味の形容詞はjudiciaire。これと特別が必要なjudicieuxは法律の世界と無縁の「正しい判断力をもった」という意味の形容詞ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 6, 2022
「特別が必要」ではなくて「区別が必要」です。
【RT希望】フランス語オンライン講座はオンラインなのでどこからでも受けられます。興味がある方はぜひともお問い合わせください。🙏🏼🙇🏻♂️ https://t.co/sAXXafcsf3…
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 6, 2022
ふつごぽんの中の人が一人で全部やっています。Zoomオンライン見学も受け付けております。興味がある方はぜひともお問い合わせください。 https://t.co/uyNLkJvnRR
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 6, 2022
フランス語B1の新規授業が土曜日午後2時45分から始まりました。興味がある方はお問い合わせください。フランス語入門とA2の授業、木曜日午後7時45分からのA1の授業はまだ途中からの参加ができるかと思います。入門には土曜日午後4時半からのものと水曜日午後1時からのものがあります。 https://t.co/yDs8YDzq4o
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 6, 2022
【今週の一曲】Klô Pelgag – À l'ombre des cyprès (2022) https://t.co/TY1sPBa8SV
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 31, 2022
Mathias Malzieu & Daria Nelson – La symphonie du temps qui passe (2022) https://t.co/WpJmHc0EIi ディオニゾスの中心人物マチアス・マルジユとそのパートナーであるウクライナ出身のアーティスト、ダリア・ネルソンの共演アルバムのタイトル曲「過ぎゆく時代の交響曲」。中篇映画もつくられた。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) October 31, 2022
Mino – Assez super (1981) https://t.co/0g3alo4NMq ミノことドミニク・ニュクレは1952年パリ生まれのベルギー人歌手。70年代にはミシェル・フュガンのビッグ・バザールのメンバーだったという。これはカナダの番組の映像だが、おそらく昔のキッチュな歌を馬鹿にして楽しむ番組だろう。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 1, 2022
Foé – Commun (2022) https://t.co/8jcsC4xGtg フォエことニコラ・ポワイエは1997年トゥールーズ生まれのミュージシャン。4年ぶりのセカンドアルバムParadis d'orから。ヒップホップ以後のニュアンスが感じられたデビューアルバムに比べると、ずっと従来のフランスのポップスに近い。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 2, 2022
Aurélie Saada – Tunisie (2022) https://t.co/Hy6NFENI48 オーレリー・サアダは1978年パリ生まれの歌手。シルヴィー・オアローとのデュオ、ブリジットで成功を収めたが、2021年にブリジットは解散した。これは解散後初のソロ作Bomboloniの収録曲。両親の故郷であるチュニジアを歌っている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 3, 2022
Ginni Gallan – J'arrête pas la musique (1982) https://t.co/eyqNxqEatR ジニ・ガランは1965年マルセイユ生まれの歌手。「私は音楽を止めない」というこの歌がヒットしたが、90年代初頭に歌手をやめている。他にエンリコ・マシアスとのデュエットがある。これは当時の平凡なディスコ曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 4, 2022
Jean-Michel Jarre – Epica (2022) https://t.co/hiynH6fpjL 1948年リヨン生まれのジャンミシェル・ジャールはシンセサイザー音楽のパイオニアだが、2022年のアルバムOxymoreは電子音楽の先駆者ピエール・アンリとミュジーク・コンクレートに対するオマージュのコンセプトアルバム。(インスト曲)
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 5, 2022
Colonel Reyel – Celui… (2010) https://t.co/zm0F6v6HmK コロネル・レイエルことレミ・ランガンは1984年ヴァルドマルヌ県生まれのダンスホールレゲエのグアドループ系歌手。このズーク調の歌が大ヒットした。一発屋ではなくて何曲かヒットしたが、あっという間に忘れられてしまった。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 6, 2022
YouTubeに新しい動画を投稿したので、チャンネル登録と高評価をお願いします。