母音字Eにつくアクサングラーヴの位置には二種類あるのよ。一つは脱落性のEの直前の綴り上の開音節のEにつく場合で(comète、prophète)、もう一つは語末字Sの直前につく場合ね(près、procès)。この後者の場合を除くと、綴り上の閉音節のEにアクサングラーヴがつく例はないと考えていいわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 28, 2022
英語ではdo notでもdon'tでもかまわないけど、フランス語のアポストロフを使ったエリジオンは発音上も書記上も義務なので間違えたら駄目よ。アクサンやトレデュニオンなどの綴り字記号も、あってもなくてもいい記号ではないので、可能な限り大文字にもつけた方がいいでしょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 29, 2022
不定詞の語尾が-eler、-eterの動詞には子音を重ねた活用(j'étiquette)をするものがあるけれど、1990年にはacheterなどと同様にアクサングラーヴを使う活用(j'étiquète)が提案されたわ。それでもappelerとjeter、およびこれに接頭辞をつけたものについては例外的に従来の活用のままとされたの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 30, 2022
1990年改革正書法で、語末に-olleをもつ単語のLを一つにして-oleにすることが提案されたわ。たとえばgirolle→girole(アンズタケ)、fumerolle→fumerole(噴気)、corolle→corole(花冠)などだけど、この案はあまり適用されていないようね。Colle、folle、molleについては変更なしでそのままよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 1, 2022
Paniquerという動詞は話しことばでよく用いられるけれど、アカデミーフランセーズはまだ認めていない単語よ。他動詞「パニックをもたらす」と自動詞「パニックを起こす」があるので、Il est paniquéとIl paniqueはだいたい同じ意味になるわね。これはIl est pris de paniqueと言い換えられます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 2, 2022
名詞passantは「通行人、通りすがりの人」を意味するけど、形容詞は「人通りが多い」を意味するわよ(rue passante)。話しことばではこの意味で形容詞passagerを用いることもあるけど、正規の用法ではありません。このpassagerは名詞では「乗客」、形容詞では「一時的な」を意味するわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 3, 2022
「住居」の意味でも使うdemeureの元の意味は「遅滞」で、il y a péril en la demeureは「遅らせることに危険がある」、つまり「一刻の猶予もならない」という意味よ。Mise en demeureは「遅らせること」ではなくて、その反対の「督促(状)」の意味なので注意しましょう。知っておきたい法律用語ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 4, 2022
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— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 4, 2022
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【今週の一曲】Zola – Amber (2022) https://t.co/Vh7vhRhjDV
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 28, 2022
Mélanie – C'est dans l'air (2022) https://t.co/kh5NqlHSqt 女性歌手メラニー・シェドヴィルのアルバムCri d'amourから。フレンチタッチのプロデューサー、エリック・シェドヴィルの妻で、ウィスパーヴォイスで歌うスタイルだが、2020年に亡くなったトニー・アレンがドラムスで参加している。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 28, 2022
Henri Tachan – Félicie (1970) https://t.co/cXRoZfqPl6 アンリ・タシャンは1939年アリエ県ムーラン生まれのアルメニア系歌手。これは1970年のユーロヴィジョンの予選番組の映像で、なんてことのない歌だが、サンアントニオこと作家フレデリック・ダールの母親に捧げた歌である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 29, 2022
The Penelopes and Isabelle Adjani – The Last Goodbye (2022) https://t.co/l8cLuZi1XI パリの男性デュオ、ザ・ペネロプスが再び女優のイザベル・アジャーニをゲストヴォーカルに迎えた歌。エレクトロポップのグループだが、ザ・キュアーやニュー・オーダーへの偏愛を強く感じさせる。(英語)
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 30, 2022
Amalia – Petite Nana Part. 1 (Conversation) (2021) https://t.co/ZxUNVBQVNq アマリアは1999年生まれのマルセイユ出身のアーティスト。フリースタイルのラップで注目されたが、その音楽スタイルはラップだけにとどまらない。音楽ジャンルは「私がやりたいこと」とのことだ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 1, 2022
Imen Es – Essaie encore (2021) https://t.co/JI2ebyIWse イメン・エスことイメン・エスリールは1998年セーヌサンドニ県スヴラン生まれのモロッコ系R&B歌手。セカンドアルバムESに先行して発表されたヒット曲。ヴィタアと似た傾向の嫉妬を歌った哀愁R&B。ヴィタアとは共演曲もある。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 2, 2022
Bigflo et Oli – Coup de vieux ft. Julien Doré (2022) https://t.co/IGiRDQC00o トゥールーズ出身の人気兄弟ラップデュオ、ビッグフロー・エ・オリがジュリアン・ドレをゲストに迎えた曲。4枚目のアルバム、Les autres, c'est nousの収録曲で、「年食ったな」という歌である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 3, 2022
Véronique Sanson – Le maudit https://t.co/BcuguzLg0P 1949年ブーローニュビヤンクール生まれのヴェロニク・サンソンはフランスを代表する女性シンガーソングライター。これは米国に渡って録音した1974年の傑作サードアルバムLe mauditのタイトル曲。ブルーズを思わせる曲調。1976年のテレビ映像。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 4, 2022
フランス語のEの読み方、綴り方は特に独学舎にとって難しいものなので、これから数回にわたって動画で説明する予定です。これはその第一回です。チャンネル登録と高評価をお願いします。