Sacは「袋、バッグ」の意味で、sac à mainは「ハンドバッグ」、sac à dosは「リュックサック」ね。このsacにはまた町や地域を対象にした「掠奪」の意味もあり、mettre à sacは「掠奪する」の意味になるわよ。同じ語源だとすると、「掠奪したものを袋に入れる」という発想なのでしょうね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 12, 2022
Réticenceという単語の原義は「故意の言い落とし」という女性名詞だけど、「ためらい、控え目」の意味で使われることがあるわ。アカデミーフランセーズはこの用法を批判していたけれど、最新版辞書では「多くの作家が用いている」と書いて、この定義を認めているわね。形容詞はréticent。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 13, 2022
Sanctionnerは本来「批准する」、ひいては「承認(容認する)」という意味で使う動詞なのよ。これを「罰する(punir)」の意味で使う用法を以前アカデミーフランセーズは批判していたけれど、今は直接目的補語が人ではない場合に限り、この用法を容認しています(sanctionner une faute)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 14, 2022
ローラースケートのことはpatin à roulettesというけれど、skateboardをフランス語で言い換えたplanche à roulettesはあまり用いられず、単にskate([skɛt])ということが多いわね。スケートボーダーのことをplanchisteといえるけど、これもskateur([skɛtœːʀ])の方が普通ではないかしら。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 15, 2022
Somptueuxという形容詞は「贅沢な」という意味で、これに似た形容詞にsomptuaireがあるけど、この単語の意味は「出費に関する」という意味よ。古代におけるlois somptuairesは贅沢禁止の法律だったそう。この単語をsomptueuxと同義で用いることをアカデミーフランセーズは認めていません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 16, 2022
Standingは英語から借用した単語(男性名詞)で、「地位」、「豪華」の意味で使うわよ。発音は仏英折衷で[stɑ̃diŋ]。Appartement de grand standingは設備完備の「高級アパルトマン」のことね。英語由来の単語を嫌うならこれをhaut de gammeやde classeといったことばで置き換えることができるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 17, 2022
Sucerは「吸う、しゃぶる」という意味の動詞で、sucetteは棒がついたキャンディーのことだけど、この単語はまだアカデミー辞書に収録されていないのよ。また、suçonは「キスマーク」だけど、ケベックではこの単語を棒付きキャンディーの意味で使い、逆にsucetteがキスマークの意味になるそう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 18, 2022
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— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) December 18, 2022
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【今週の一曲】Julien Gasc – Tout ne peut pas nécessairement donner quelque chose (2022) https://t.co/9qHEGNYtf7
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Petite Gueule – Posé (2022) https://t.co/I434su0neQ プティット・グールことマノン・ジルベールはパリ郊外モントルイユ出身のアーティスト。女優でありラッパーでもある。France 2のオーディション番組The Artistの決勝進出者だった。ユーモアが感じられる親しみやすいラップである。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 12, 2022
Suzanne Gabriello – Elle est passée à l'orange https://t.co/RtO3jnfrWj スュザンヌ・ガブリエロ(1932-1992)はパリ生まれの女優・歌手。ジャック・ブレルのNe me quitte pasのモデルになった恋人だとも云われる。これはジルベール・ベコーのL'orangeのパロディー。1966年の映像。
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Clara Luciani – Cœur (2021) https://t.co/pxZ1S5ogzE クララ・リュシアニは1992年南仏マルティーグ生まれのアーティスト。2021年のセカンドアルバムのCœurの再発盤Cœur encoreの発売に合わせて発表されたヴィデオクリップ。レトロなディスコ風サウンドのブームをつくった人。
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Metronomy x Sébastien Tellier – J'en ai assez vu (2022) https://t.co/vE5HtLDxmq 英国のグループ、メトロノミーがフランス人エレクトロミュージシャン、セバスチアン・テリエをゲストに迎えたナンバー。メローな曲だが、意外なことにフランス語でデュエットしている。
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Emkal – Oublie-moi (2022) https://t.co/sr5GhWhHlJ エムカルはマルセイユ出身のラッパー。ファーストアルバムCœur ouvertからのヒット曲。ラッパーではあるが、ズーク風のリズムのポップなメロディーの歌ものである。アーティスト名は本名のモアメッド・カレッドから来ているそう。
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Le 3ème Œil – Hymne à la racaille 2.0 ft. Sofiane, Timal, Naps & Lino (2022) https://t.co/BHd27FR20J マルセイユのラップグループ、トロワジエム・ウイユ(第三の目)が1999年の曲「ごろつき讃歌」をリメイクしたもの。新旧のゲストラッパーをフィーチュアした昔ながらのギャングスタラップ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 17, 2022
Grand Corps malade – Je viens de là (2008) https://t.co/4BRLDK7wLF グラン・コール・マラッドことファビアン・マルソーは1977年セーヌサンドニ県ブランメニル生まれのスラマー。スラムはラップと違い、詩の朗読である。2008年のセカンドアルバムEnfant de la ville収録のヒット曲。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) December 18, 2022
フランス語の母音字Eの読み方と綴り方について説明する動画の第二回「音節の切り方」と第三回「アクサン記号がつかないE(前篇)」を投稿しました。前篇では綴り上の閉音節にあるEについて解説しています。チャンネル登録と高評価をお願いします。