名詞automne(秋)は現在は男性名詞だけど、19世紀までは男女のどちらかはっきりしなかったそうよ。形容詞が前にあるときは男性名詞(un bel automne)、後ろにあるときは女性名詞(cette automne délicieuse)という区別をしようとした文法学者がいたそうだけど、幸運なことに定着しなかったそう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 9, 2023
トールキンの『指輪物語(The Lord of the Rings)』のフランス語題はLe Seigneur des anneauxね。「指輪」の意味の女性名詞bagueと男性名詞anneauは類義語だけど、前者が単なる装身具であるのに対し、後者はより高貴なもので、たとえば貴族の印などに用いられるものだと考えられるわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 10, 2023
商船の名前は一般に男性名詞なので、フランス号(le France)やノルマンディー号(le Normandie)などの豪華客船は本来女性名詞の名前なのに男性名詞になっているけれど、軍艦に関しては命名通りに女性名詞になることがあるようね。たとえばジャンヌダルク号はla Jeanne-d'Arcと呼ばれます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 11, 2023
医師や弁護士などの自由業(profession libérale)の「同業者」のことをconfrèreといい、古くは女性の同業者についてもこの単語を用いたけど、現代では女性についてはconsœurという単語を使うわよ。このconsœurという単語はかつて「同じ修道会に属する修道女」の意味でよく使われたようね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 12, 2023
「医師」という職業はmédecinで、医師に先生と呼びかけるときにはdocteurという単語を用いるわね。たとえばBonjour, Docteurと云うことができます。いずれも女性形をもたない単語で、冠詞だけを女性形に変えたりするけど、docteurの方にはdocteure、doctoresseという女性形もありうるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 13, 2023
Enquêteur(捜査官、調査員)の女性形は本来enquêteuseだけど、これは公的機関の「捜査官」の意味で使われることが多く、企業などの「調査員」の意味ではenquêtriceが使われることがあるわ。-teurが語尾の名詞に対応する動詞が存在する場合(この場合はenquêter)、普通女性形の語尾は-teuseね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 14, 2023
料理の名前の書き方は独特で、poulet basquaise(鶏肉のバスク風)やmoules marinière(ムール貝の船乗り風)などの綴りを見かけることがあるわね。いずれも形容詞女性形の前のà laを省略したもので、形容詞の性数一致が間違っているわけではありません。前者の複数形はpoulets basquaise。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 15, 2023
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— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) January 15, 2023
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【今週の一曲】Spider ZED – 25 ans (2022) https://t.co/nrQSSxzTsI
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Mademoiselle Lou – Baby Mama (2022) https://t.co/w7CB1ylrs7 マドモワゼル・ルーはパリ郊外ヴァルドマルヌ県出身のR&B歌手。最近フランスで少しずつ増えてきているアジア系のアーバンミュージックのアーティストの一人。クールなサウンドが心地よい。エレクトラレーベルからのシングル曲。
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Limo – Plus jamais (My Woman) ft. DSK on the Beat (2022) https://t.co/bipYJcMv7z リモことラッシモ・マンサールはギニア生まれのアフロポップミュージシャン。17歳のときにフランスに渡り、インスタグラムにカヴァー曲を投稿して見出された。この曲はズーク調のR&B。
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Davinhor – Opinel 12 (2022) https://t.co/XlMnnmXnVe ダヴィノール・パックマンことダヴィノール・マクワラは1997年キンシャサ生まれのラッパー。以前は男性ラッパーばかりだったフランスでも女性ラッパーが徐々に増えてきたが、その中でもダヴィノールはハードコアスタイルが特徴である。
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Claire Redor – Ainsi la nuit (2023) https://t.co/RCIZZiinfl クレール・ルドールはフランス南西部コレーズ県の人里離れた山中に住むフォークミュージシャン。キャリア十年にして初めてのソロアルバムFruit mûr(熟した果実)は呪い系フォークデュオ、ファクトゥール・シュヴォーの協力を得た作品。
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Makoto San – Chikurin (2020) https://t.co/ExnszZwZLB まことさんはマルセイユの覆面アーティスト四人組で、マルセイユ在住の音楽家、矢吹誠氏製作の竹楽器を用いている。正体不明だが、インストヒップホップグループ、チャイニーズ・マンと関係あるらしい。これは「竹林」というインスト曲。
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Miossec – Mes voitures (2023) https://t.co/NxSqHOmcNX 1964年ブレスト生まれのクリストフ・ミオセックはフランスのロックを代表する存在。2018年の前作Les rescapésで突然エレクトロサウンドを取り入れたが、2023年のアルバムSimplifierからのこの先行曲は前作の延長上にあるサウンドである。
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Philippe Lavil – Avec les filles, je ne sais pas (1970) https://t.co/XSddCPIumP 1947年マルチニーク島フォールドフランス生まれの歌手、フィリップ・ラヴィルは後にトロピカルなヒット曲を連発するが、これはトロピカル路線になる前の最初のヒット曲。他愛のない歌だがカヴァーが多い。
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フランス語の母音字Eについて説明する動画の第五回、「アクサングラーヴがつくEの位置」を公開しました。ここまでの動画を全部観てもらえると、どの位置のEにアクサングラーヴがつくのかという疑問が解けると思います。チャンネル登録と高評価をお願いします。