「人権」のことをdroits de l'hommeというわね。Droitsは複数形でhommeは単数形です。Droits-de-l'hommisteは人権思想の擁護者(défenseur des droits de l'homme)を揶揄した軽蔑語なので気をつけましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 3, 2020
Mineという女性名詞には語源を異にするものが数個あって、中でも「顔色」の意味の単語と「鉱山」の意味の単語がよく使われるわ。後者には「地雷」の意味もあり、lutte antimine(s)は「地雷使用に反対する闘争」の意味ね。形容詞antimineはよくsをつけて使います。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 4, 2020
Faiseur d'anges(女性形はfaiseuse d'anges)は文字通りには「天使をつくる人」という意味だけど、妊娠中絶が違法だった時代の「子堕ろし屋」のことよ。「中絶(堕胎)する」という動詞はavorter、名詞はavortementよ。英語ではabortionね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 5, 2020
複数形しかもたないplusieursという形容詞は、diversと違って性によって変化しないのが不思議じゃないかしら。この単語は後期ラテン語のplusの複数形の比較級plurioresから来ていて、ラテン語の比較級が男女同形だったことの名残をとどめているのだそうよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 6, 2020
「伝染病」はépidémie、「風土病」はendémieで、世界的に大流行する伝染病のことをpandémieというわね(pandémiqueはフランス語では形容詞)。この-démieは「病気」の意味ではなく、「民衆」を意味するギリシア語のdemosから来ているのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 7, 2020
Question à la conは「間抜けな質問、馬鹿げた質問」のことよ。かなり砕けた言い方だけど、この場合はà la conneにならないことに注意してね。Questionを直接修飾する場合、question conの方がquestion conneよりも使用頻度が高いです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 8, 2020
Ciel(空)の複数形にはcielsとcieuxの二つがあるわね。普通使うのはcielsの方で、たとえば絵画における空など、さまざまなニュアンスをもった空を意味するの。これに対してcieuxは複数形固有の意味をもたず、単数形のcielの強調的、文学的な類義語です。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) February 9, 2020
【今週の一曲】Le Noiseur – Aston Morphine (2020) https://t.co/n99Pya4Pmo
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 3, 2020
Martine – Allô maman bobo (2019) https://t.co/oUYi6KAjit マルティーヌはユーチューバーのガエル・ガルシア・ディアズの変名。下品ですれっからしな現代女性のキャラクター。これはスーションの歌の題名をとった歌。映像はグロテスク。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 3, 2020
Claire Faravarjoo – Tequila (2019) https://t.co/PW9QfmiWjy クレール・ファラヴァルジョはザ・ヴォイスに出場経験があるストラスブール出身の女性歌手だが、グループ名でもあるらしい。ディスコっぽいエレクトロポップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 4, 2020
P.r2b – La chanson du bal (2020) https://t.co/kpgojJMLXj P.r2bことポーリーヌ・ランボー・ド・バラロンはローファイエレクトロポップのミュージシャン。自ら監督したこのクリップにはアルマ・ジョドロフスキーが出演している。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 5, 2020
Pekka – Ma solitude et moi (2019) https://t.co/s7IG4MIcea マルチニーク出身の女性歌手ペッカはカリブ版のマチユ・ボガルツという趣の風通しがよい簡素なアレンジのラテンポップを歌う。これは孤独をテーマにした歌だが楽しげである。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 6, 2020
Patricia – Quand on est malheureux (1967) https://t.co/ycFB9qXXZa パトリシアは60年代から80年代まで活動した歌手で、目立った成功はないが、このデビュー曲がミシェル・ベルジェの最初期の曲だったことで記憶に残っている。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 7, 2020
Klô Pelgag – Rémora (2020) https://t.co/EMruwG0crW カナダ人アーティスト、クロー・ペルガグの三枚目のアルバムNotre-Dame-des-Sept-Douleursからの先行曲「コバンザメ」。もう少し普通の曲をやってもいいのでは。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 8, 2020
Michel Delpech – Les divorcés (1973) https://t.co/dbYNVVPoQ4 ミシェル・デルペッシュが離婚について歌った歌。この歌が発表された1973年当時は離婚するには裁判が必要だったが、1975年に合意による離婚が可能になった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) February 9, 2020