Présidentiable([pʀezidɑ̃sjabl])は「大統領になる可能性がある(人)」という名詞・形容詞よ。政治ニュースでよく耳にすることばで、意味は理解しやすいけれど、*présidentierという動詞が存在しないので成り立ちがちょっとわかりにくいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 23, 2019
Famille recomposéeは「カップルと子供によって構成される家族だが、その子供の少なくとも一人がどちらかの連れ子であるような家族」のことよ。英語ではstepfamilyというそうだけど、日本語にはまだ定訳がないようね。「混合家族」はちょっと響きが悪いわ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 24, 2019
バックギャモンはbackgammonだけど、これとよく似たゲームにtrictracがあったわ。アンシアンレジームではもっぱら貴族が興じるゲームだったようよ。1800年頃にはjacquetというゲームがtrictracに取って代わったけど、jacquetも今はもうプレーされません。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 25, 2019
ファッション面から見た「見た目」のことを英単語を使ってlookということがあるわよ。このlookからつくった動詞がrelookerで「イメージチェンジする」という意味よ。Elle a réussi son relookageは「彼女はイメージチェンジに成功した」ということ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 26, 2019
フランス人はよくrâleurだと云われます。「ことあるごとに不満を大声で云う人」という意味ね。動詞のrâlerもとてもよく使います。特に役所(administration)に対してはガミガミ云わないと話が通じないと考えるフランス人が多いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 27, 2019
フランスの市町村に当たるコミューンの数は2015年に約36800で、欧州連合全体の市町村数の約3分の1を占めているわ。2015年以後ようやく合併の動きが加速し、2019年初頭に35000を下回りました。合併によって誕生したコミューンはcommune nouvelleと呼ばれます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 28, 2019
現代フランスにおいてcommunautarismeは普遍的な社会の価値観よりも同じ民族・宗教・文化の価値観を優先させる考え方のことで、非難のニュアンスを伴って用いられる単語よ。米国式の差別問題への対処の仕方はcommunautarismeだと考えられることが多いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) September 29, 2019
【今週の一曲】Philippe Katerine – Stone avec toi (2019) https://t.co/eKfmFFTD6c
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 23, 2019
Gérald Genty – MH370 (2019) https://t.co/EjSfd5fzz2 ジェラルド・ジャンティは1974年ベルフォール生まれの風変わりなミュージシャン。ことば遊びが多い歌詞が特徴だが、2019年のアルバムはことば遊びを封印したメランコリックな路線。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 23, 2019
Lous and the Yakuza – Dilemme (2019) https://t.co/o5b1KLTX7X ルース&ザ・ヤクザはルワンダ生まれコンゴ育ちで亡命先のベルギーで活動する女性ソロアーティストで、これがデビュー曲。クールな感覚のアーバンミュージック。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 24, 2019
Izia – Trop vite (2019) https://t.co/q9xgSUWIIp 2015年の前作La vagueでフランス語のエレクトロポップに方向転換したイジア・イジュランの4年ぶりのアルバムCitadelleからの最初のシングル曲。前作の路線を踏襲している。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 25, 2019
Julien Granel – Défait (2019) https://t.co/1YzowBuTe3 ジュリアン・グラネルはフランス南西部のランド県出身のミュージシャン。ヴォーカルはラップを通過したスタイルだが、音はヒップホップよりもエレクトロポップに近い。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 26, 2019
Mama Béa – Faire éclater cette ville (1978) https://t.co/jKP52qTjHv 1948年アヴィニョン生まれのママ・ベアことベアトリス・テキエルスキーはフランスの代表的女性ロック歌手。後半が盛り上がるブギロックの一曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 27, 2019
Arlt – La violence est rose (2019) https://t.co/ELvPgO144h アヴァンギャルドフォークの男女デュオ、アルルトの2019年のアルバムSoleil enculéから。ひん曲がった感覚だが、ユーモアがあって聴きやすい。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 28, 2019
Sheila – Psychodrame (1980) https://t.co/soKyI7pnhV シェーラによるトーキング・ヘッズの「サイコキラー」のフランス語版カヴァー。シェーラがいったいどうしてこの曲をやろうと思ったのだろうか。珍品というか迷曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) September 29, 2019