フランスの代表的な文学賞、ゴンクール賞の第一回は1903年で、ジョンアントワーヌ・ノーという作家が『敵なる力』という作品で受賞したの。この賞は第二回から注目されたのであまり売れなかったけれど、これは宇宙人に身体を乗っ取られる男を主人公にしたSF小説だったそうよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 4, 2019
Dauphinはもちろん「イルカ」の意味だけど、称号としてはフランス国王の長子を意味するわよ。この意味の場合の頭文字は大文字になります。これはフランス南東部のドーフィネ地方(Dauphiné)の領主のことで、紋章にイルカを使っているのはことば遊びから来ているの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 5, 2019
Affectueuxは「人懐っこい」という意味の形容詞だけど(un enfant affectueux)、affectéは「わざとらしい」という意味の形容詞よ。Je n'aime pas ses manières affectéesは「あの人のわざとらしい態度が気に入らない」。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 6, 2019
Strasbourgはストラスブールでストラスブルクではないけど、Bourg-en-Bresseの正式の発音は[burkɑ̃bʀɛs]で、BourgのGがKの音で発音されるわよ。これはリエゾンだけど、この地名の正しい発音を知らないフランス人はこのリエゾンを忘れることがあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 7, 2019
地球上の二点間の最短距離をdistance à vol d'oiseau(鳥が飛ぶ距離)というけれど、専門用語ではorthodromie(大圏航路)というわよ。これに対して常に子午線に対して一定の角度を保った「等角航路」はloxodromieです。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 8, 2019
Ballottageは選挙のニュースでよく聞くことばで、第一次投票で当選者が決まらない状態を示すわよ。この場合は上位者の間で決選投票が行われることになります。Il est en ballottage favorableは「決選投票で優勢な状況にある」ということ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 9, 2019
【私が好きな仏単語】Acrostiche 「折句を用いた詩」 (n. m.)>詩の一種で、各行の初めの文字をつなげて読むと隠されたことばが現れるもの。日本では『伊勢物語』の「かきつばた」を詠み込んだ短歌が有名。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 10, 2019
【今週の一曲】Roméo Elvis – Chocolat (2019) https://t.co/EhLr8ijlYZ
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 4, 2019
Magenta – Assez ? (2019) https://t.co/2VYZdLtbnI フランスの若者に絶大な人気を誇ったスポークンワード集団フォーヴは2015年に活動停止したが、このマジャンタはフォーヴのメンバーによる新しいプロジェクト。ちょっと様子見という感じ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 4, 2019
Les B.B. – T'es dans la lune (1989) https://t.co/Qok1E7hg94 レBB(べべ)は1990年代初頭に人気があったケベックのロックバンド。いかにも当時の北米のださい感じ。ヴォーカリストのパトリック・ブルジョワは2017年に亡くなった。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 5, 2019
Pierre Lapointe et Clara Luciani – Qu'est-ce qu'on y peut ? (2019) https://t.co/JrnKGabg7t ケベックの人気歌手ピエール・ラポワントの10枚目のアルバムから、クララ・ルチャーニとのデュエット曲。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 6, 2019
Décibelles – Qu'est-ce t'as (2019) https://t.co/um5pYWIG1u デシベルは女性二人組のフェミニストパンクバンドだが、男性ベーシストを迎えて三人組になった。サードアルバムRock français(フランスのロック)から。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 7, 2019
Jacques Debronckart – J'suis heureux (1969) https://t.co/sUXe6he1XU ジャック・ドブロンカール(1934-1983)は今や忘れられた歌手だが、しばしばジャック・ブレルと比較された。つるっとしたブレルという感じである。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 8, 2019
Pomme – Anxiété (2019) https://t.co/FihQBmhKu6 1996年リヨン生まれのポムことクレール・ポメのセカンドアルバムLes faillesから。アルバン・ド・ラシモーヌとの共同プロデュースによる作品。これは地味ながら誠実さが感じられる曲だ。♡
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 9, 2019
Alain Bashung – Madame Rêve (1991) https://t.co/TSQmvLltw8 バシュングの復活作と考えられている1991年のアルバムOsez Joséphineの収録曲で、代表曲の一つ。「夢幻夫人」という題名通りの夢のような雰囲気の曲である。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 10, 2019