18世紀前半にもルサージュなどの職業作家がいたけれど、フランスにおいて著作権が法的に認められたのは革命期の1791年のことで、これは世界に先駆けたものだったわ。いつも劇団側が利益を独占していることに業を煮やした劇作家ボーマルシェが他の劇作家に呼びかけて法制化にこぎつけたのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 9, 2020
SNSやチャット、親しい人とのメールは話しことばの延長上にあるので話すように書いてもいいけど、それ以外の場合には書きことばのルールに従わなければいけないわよ。つづりはもちろん、否定のneを省略しないこと、çaという代名詞を使わないようにすることなどに気をつけたいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 10, 2020
フランス語では「株」のことをactionといい、「株主」のことをactionnaireというわよ。フランスの代表的な株価指数(indice boursier)はCAC 40よ。CACは[seace]ではなくて普通[kak]と読みます。証券取引所のことはBourseというわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 11, 2020
小学館ロベール仏和大辞典は役に立つ辞典だけど多少難があるわね。厳格な仏文法の規範にとらわれない編集方針なので、本来誤用とされる語法が「誤用とされることがある」という断り書きなしで載っていることがあるの(たとえばpallier àなど)。このことに気をつけて使った方がいいわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 12, 2020
「無観客試合」のことはmatch à huis closというわよ。このhuisは「戸」を意味する古い単語で、現代語ではもっぱら(à) huis clos(文字通りには「扉を閉じて」)という成句だけで用います。Procès à huis closは「傍聴禁止の裁判」のことね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 13, 2020
南米の国名ウルグアイ(Uruguay)とパラグアイ(Paraguay)はそれぞれ[yʀygwɛ]、[paʀagwɛ]と発音するのが普通よ。ユリュグウェとパラグウェ風でBroadwayと韻を踏む感じです。UruguayのUの発音が一つの単語の中で二通りになっているのが興味深いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 14, 2020
住居において寝室など個人が用いる部屋はchambreで、食堂など家族が共用する部屋はsalleよ。この区別をせずに部屋を数えるにはpièceという単語を用いるわね。Chambreには他に「会議所」の意味や裁判所の下位区分としての「第○法廷」の意味などがあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) March 15, 2020
【今週の一曲】Jean-Louis Murat – Si je m'attendais/Troie (2020) https://t.co/OoEQEyc5Ia
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 9, 2020
Vénus VNR – Phoque (2019) https://t.co/WW6HIOFRk9 ヴェニュスVNRはテラピー・タクシーの初期ギタリストと女性ヴォーカリストのデュオ。チープな音のヒップホップ風エレクトロポップで、ステュペフリップのようなパンク風味がある。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 9, 2020
Nilusi – À des vies de toi (2019) https://t.co/LI0KDJCm9s ニリュジはUNICEFフランスのがきんちょグループ、キッズ・ユナイテッドの元メンバー。スリランカからの移民の娘で2000年生まれ。ソロプロジェクトHumanoïdeから。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 10, 2020
Chine Laroche – Au-delà du réel (2020) https://t.co/47RDDBAzBz シーヌ・ラロッシュはアーバンミュージックの注目女性アーティストの一人で、これはデビューアルバムのタイトル曲。米国の物真似ではないフランスならではのR&B。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 11, 2020
Francœur – Dessine-moi (2019) https://t.co/WhLW7kHBoy フランクールことヴァネッサ・ビュレルはオセール出身のハープを弾きながら歌う女性アーティスト。ジョアナ・ニューサムのような先鋭的な音楽ではなく、親しみやすいエレクトロポップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 12, 2020
Jean-François Michaël – Adieu, jolie Candy (1969) https://t.co/813x9U0hk0 ジャンフランソワ・ミカエルはこのヒット曲一曲だけで知られる一発屋。平凡な甘い歌だが、作詞はまだ無名だったミシェル・ベルジェ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 13, 2020
Sages comme des sauvages – Luxe misère (2020) https://t.co/6hOBhINN9k ワールドミュージックの男女デュオ。ブズーキとタンブリンと歌だけだがとても豊かな音楽だ。レユニオン島の中華バザールで撮影したクリップ。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 14, 2020
Thomas Dutronc – Plus je t'embrasse (2020) https://t.co/4mHPX3jEKl ジャック・デュトロンの息子トマ・デュトロンのFrenchyはフランスゆかりのスタンダードを歌った一枚。この曲はブロッサム・ディアリーの歌でも知られる。
— フランス語のポップスとロック@ふつごぽん (@futsugopon_vj) March 15, 2020