Nommémentとnominativementは「名指しで」という意味の副詞だけど、前者は「特に」という意味にもなるわよ(L'influence du climat, et nommément celle de l'humidité)。一方、もう一つの類義語nominalementは「名目上」という全然違う意味でも使います。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 1, 2021
Droit、croix、gloireなどの単語は発音が難しいけど、その理由の一つは子音が三個も連続していることにあるわね。発音記号で示すとそれぞれ[dʀwa]、[kʀwa]、[glwaːʀ]となり、子音が三個連続しているだけでなく、日本語話者が不得意な流音と半子音が並んでいます。これをちゃんと意識しましょう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 2, 2021
J'ai frappé (à) la porte de mon directeurという文がàの有無で意味を変えるとすれば、他動詞がただ扉を叩いたことを意味するのに対し、自動詞は目的があって扉を叩いたことを意味していると云えるかもしれないわね。Frapper à la porte de qqnは比喩的に「助けを求める」の意味でも使えます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 3, 2021
Toucherには他動詞と自動詞の用法があって、なかなか区別がわかりにくいわね。Son discours m'a touché(彼の演説は私の心に触れた)は他動詞の用法だけど、Cet enfant touche à tout(この子供は何にでも触る)は自動詞の用法です。何かしようとして手で触る場合は自動詞が多いのかも。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 4, 2021
Notoireという形容詞は「周知の」という意味で、これに対応する名詞はnotoriété(名声)よ。一方notableという形容詞は「注目に値する」という意味で、これに対応する名詞はnotabilité(有力者)なの。つまりcélébritéに近い意味をもつのはnotabilitéの方なので、ちょっとややこしいわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 5, 2021
Nord-américainやnord-africainのような単語でDはリエゾンせず([nɔʀameʀikɛ̃]、[nɔʀafʀikɛ̃])、それは一般的にnord-estやnord-ouestについても同じね([nɔʀɛst]、[nɔʀwɛst])。また、ここからnordetあるいはnordé(北東風)、noroît(北西風)などの船員用語も生まれたの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 6, 2021
子供に対してAvons-nous été sage ?と話しかけることがあるわよ。「おとなしくしてた?」という意味で、As-tu été sage ?と同じ意味になります。話しことばではこのようにnousが二人称、三人称の代わりをすることがときにあるの。この場合、nousはそれが含意する主語によって性数一致するのよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) November 7, 2021
【今週の一曲】Chilla, Bianca Costa, Davinhor, Le Juiice, Vicky R – AHOO https://t.co/BATbs8HDKP
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 1, 2021
Yoa – Appartement (2021) https://t.co/9uakhhU5Id ヨアことヨアナ・ボルズリは歌手であり女優である。メランコリックなエレクトロポップだが、ギターがアクセントになっている。6曲入りデビューEP、Attenteから。最近これと似たような音楽が多いが、繊細な感覚が際立っている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 1, 2021
Amina Annabi – C'est le dernier qui a parlé qui a raison (1991) https://t.co/m5mqWOTpKJ 1962年にチュニジアのカルタゴに生まれたアミナ・アナビは、1991年にフランス代表としてユーロヴィジョンに参加し、この歌で2位をとった。清水靖晃や細野晴臣との共演経験がある。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 2, 2021
Pauline Croze – Je suis un renard (2021) https://t.co/D3OeyEJXSn 1979年生まれの歌手、ポーリーヌ・クローズの6枚目のアルバムAprès les heures grisesから。ティム・ダップなど新世代ミュージシャンが参加しているが、これはフィス・カラが編曲したもの。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 3, 2021
Oklou – Galore (ft. Pomme & Danny L Harle) (2021) https://t.co/TSwfDphamw オケルーことマリルー・メニエルは1993年ポワチエ生まれの女性ミュージシャン。ロンドン在住で、基本的には英語で歌うエレクトロポップだが、この曲はポムをゲストヴォーカルに迎えて英語で歌っている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 4, 2021
Didier Lockwood – Fast Travel https://t.co/liDHduHTCe カレー生まれのジャズヴァイオリニスト、ディディエ・ロックウッド(1956-2018)は一時期マグマに参加していたが、これはマグマのメンバーと録音したソロアルバムFusionの収録曲。1980年のテレビ映像。3分程度の短い演奏。(インスト曲)
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 5, 2021
Alex Beaupain – Sorry Angel (2021) https://t.co/9TMPtDNBPd 1974年ブザンソン生まれのシンガーソングライター、アレックス・ボーパンが、セルジュ・ゲンズブールが1984年に発表した問題作Love on the Beatを丸ごとカヴァーしたアルバムから。なぜこのアルバムなのでしょう。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 6, 2021
Mireille Mathieu – Une femme amoureuse https://t.co/hQrQS1kkTO 「日本で人気のフランス人歌手」といえば必ず名前が挙がった1946年アヴィニョン生まれの歌手ミレイユ・マチユの1980年のヒット曲で、バーブラ・ストライサンドのWoman in Loveのフランス語カヴァー。1981年のテレビ映像。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) November 7, 2021