Pomme de reinetteあるいは単にreinetteは林檎の品種で、reinetteという単語はreine(女王)に指小辞をつけたものだけど、他に雨蛙を意味するrainetteという単語があることから綴りが混同されることもあるのよ。Pomme d'apiという別の品種と名前を並べた子供の歌があるわね。 https://t.co/bYagRHHXnV
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 2, 2022
普通に「それは関係ないよ」と云うときはCela n'a rien à voirとかIl n'y a aucun rapportとか云うけど、ここでrelationということばは使わないわね。もちろんrelationも基本単語ではあるけれど、「関係」の意味ではより具体的な「人間関係」の意味などで使うのよ(Il a beaucoup de relations)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 3, 2022
Remédierは「改善する、直す」という意味の動詞で、補語はàを伴うわよ(remédier à la situation)。この動詞の派生語remédiable(改善できる)はあまり使われないけど、対義語のirrémédiable(取り返しがつかない)は多用されます。アクサンテギュがついて発音が変わることに注意が必要ね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 4, 2022
Merciやremercierは、Merci de votre gentillesseやJe vous remercie de votre aideなどのように前置詞deを用いるけど、deの代わりにpourを使うことも多いわ。それでも不定詞を伴う場合はJe vous remercie de m'avoir aidéのようにpourではなくてdeを使うのが本来正しいとされるわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 5, 2022
基本的に接頭辞re-(母音の前ではr-やré-)は普通「再び」の意味をもつけれど、単に強調する以外の機能をもたない場合もあるのよ。たとえばremplirはemplir(満たす)にr-をつけたものだけど「再び満たす」という意味にはならず、強調的なremplirの方が「満たす」の意味で多用されるの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 6, 2022
Renoncerは「諦める」という意味で、諦めの対象は名詞でも不定詞でもàを伴うわね(J'ai renoncé à mon projet)。派生名詞renoncementとrenonciationには違いがあり、前者が心理的な諦めであるのに対して、後者は財や権利の「放棄」を意味するのよ(Le prince a déclaré sa renonciation au trône)。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 7, 2022
「情報」の意味でよく使う単語はrenseignementね。「ちょっと教えていただきたいのですが」というときにはJe voudrais (avoir) des renseignementsやJe voudrais me renseignerなどの言い方ができます。「教育(enseignement)」とよく似ているけど、「教えてほしい」というときにこちらは使えないわよ。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 8, 2022
【今週の一曲】Bernard Lavilliers – Qui a tué Davy Moore ? Ft. Éric Cantona, Hervé, Izïa, Gaëtan Roussel (2021) https://t.co/R5gh0lMKxo
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 2, 2022
Cachemire – Influenceur (2022) https://t.co/PwdTBu61BV カシュミールは大西洋岸の大都市ナントの4人組ロックバンド。サードアルバムDernier essai(最後の試み)の収録曲「インフルエンサー」。フランス定義ではパンクだが、グループ名からも想像がつくとおり基本的には70年代風のロック。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 2, 2022
Ärsenik – Regarde le monde (2002) https://t.co/4v9YnM4ZC2 ヴァルドワーズ県出身のラップグループ、アルスニックの2002年のセカンドアルバムQuelque chose a survécuからのヒット曲。ウィリアム・ベルのI Forgot to Be Your Loverのサンプリングが印象的。今やラップも懐メロ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 3, 2022
Vald – Péon feat. Orelsan (2022) https://t.co/xBrtqTMiqN ヴァルドことヴァランタン・ルデュは1992年オルネースーボワ生まれのラッパー。4枚目のオリジナルアルバムVから、オレルサンをフィーチュアした曲。きわもの風の挑発が鳴りを潜めて、落ち着きと誠実さが増し、成熟を感じさせる。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 4, 2022
Zaoui – Mauvais (2022) https://t.co/UpKGprkarV 2021年にあっさり解散してしまったテラピー・タクシーの中心人物だったラファエル・ファジェザウィのソロ曲第1弾。「俺は悪魔のように悪い奴だ」と歌う歌で、露悪趣味と挑発性が発揮されている。何ごとにも良識を求める時代の風潮に逆らった歌だ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 5, 2022
Démocrates D – Le crime (1995) https://t.co/nrXu6q7lYW デモクラット・Dはセーヌサンドニ県出身のブラック・ジャックを中心としたラップグループで、1995年に唯一のアルバムLa voie du peupleを出した。これはアルバムの先行シングルで、沈み込むようなクールなサウンドが特徴的である。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 6, 2022
Vincent Delerm – Avec Jeanne (2022) https://t.co/UD94uXmnaB 1976年エヴルー生まれのシンガーソングライター、ヴァンサン・ドレルムがデビュー20周年を記念して出したシングルで、デビュー当時からの盟友であるジャンヌ・シェラールに対する友情を歌ったもの。派手さはないが優れた曲だ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 7, 2022
Régine – La Grande Zoa (1966) https://t.co/Zp80IKSBzI レジーヌことレジーナ・ジルベルベルグは1929年ブリュッセル生まれの歌手、実業家で、2022年に亡くなった。数多くのディスコを経営し、「夜の女王」との異名をとった。これは代表曲の一つで、レジーヌはゾアの名前の香水もつくっている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 8, 2022