Repèreという男性名詞は「目印、手がかり」の意味で多用される単語で、point de repèreは「ランドマーク」などの意味で用いられるわ。これと同音異義語のrepaireは「(野獣の)隠れ場」の意味で用いられる男性名詞で、語源が同じとはいえ、綴りを間違えないように気をつけなければならないわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 9, 2022
Repartirはpartirに接頭辞re-がついたもので、「再び出発する」、また「言い返す」という意味の動詞だけど、これとよく似たrépartirは「分配する」という意味の第二群規則動詞よ。「言い返し」を意味する女性名詞は本来repartieと綴るべきものだけど、répartieと綴ることの方が多いわね。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 10, 2022
Répondreという動詞は「~に答える」という意味のときには補語にàをつけるけど(Je vais répondre à votre question)、「~を保証する」という意味のときにはdeを使うわよ(Nous répondons de son innocence)。Répondre pour qqnは「誰々の法的責任を引き受ける」という意味で、この場合はdeも使えます。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 11, 2022
Reposez-vous bienは「よく休んでください」という意味で、代名動詞se reposerは「休む」という意味でよく使うけど、自動詞として使うこともよくあるわよ。たとえばReposez en paixは「安らかに眠れ」という意味で、特に死者についてよく使う表現ね。「再び置く」という意味の他動詞もあります。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 12, 2022
「嫌悪感を催す」という意味のrépugnerは用法が面白い動詞で、「このチーズを食べると考えるとぞっとする」はL'idée de manger ce fromage me répugneという風に事物を主語にすることもできるし(meはCOI)、Je répugne à l'idée de manger ce fromageという風に人を主語にすることもできるの。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 13, 2022
Réservationという単語は「予約」の意味でよく使うけど、フランス語本来の意味は法律用語で「権利の留保」だったそうよ。「予約」の意味は20世紀初頭に英語の影響で生まれたもので、かつてはanglicismeとして批判されていたけれど、1963年に正式に仏語語彙としての認定を受けたそう。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 14, 2022
Respectableは「尊敬すべき」という意味の形容詞で、respectueuxは「丁重な」という意味なので、混同は避けるべきね。前者は敬意を受ける側で、後者は敬意を示す側です。また、respectifという形容詞は「それぞれの」という意味で、respectivementは「それぞれ」という意味で使う便利な副詞。
— ふつごぽん(フランス語の豆知識) (@futsugopon) May 15, 2022
【今週の一曲】Jazzy Bazz – Élément 115 feat. Nekfeu (2022) https://t.co/4VK8pSIwvV
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 9, 2022
Adé – Tout savoir (2022) https://t.co/XyZ7S8L7Yp 2021年に解散したテラピー・タクシーの中心人物だったアデことアデライード・シャバンヌドバルサックのソロデビュー曲。テラピー・タクシー路線のエレクトロポップだが、スチールギターやバンジョーが入ってそこはかとないアメリカ臭がする。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 9, 2022
Expression direkt feat. Big Red – 78 (1998) https://t.co/9mhb60d5Yw パリ郊外マントラジョワ出身のラップグループ、エクスプレシオン・ディレクトの1998年のデビューアルバムLe bout du mondeからのヒット曲。題名はイヴリーヌ県の県番号。ラガマフィンを思わせるスタイルのラップ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 10, 2022
Édith Nylon – La fin de la vie sauvage (2021) https://t.co/Vw7eAAQOnb エディット・ニロンは70年代後半から80年代前半にかけて活動したニューウェイヴ~パワーポップのグループだが、再結成してほぼ40年ぶりのアルバムを出した。これはそのタイトル曲。昔の映像を交えたノスタルジックなクリップ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 11, 2022
Donna Blue – Solitaire (2022) https://t.co/u9VtkuAefr ドナ・ブルーはオランダの男女二人組。デビューアルバムDark Rosesから。英語とフランス語で歌うが、これはフランス語の歌。60年代イェイェなりきり風で、ウェスタンギターが活躍する一曲。クリップは『気違いピエロ』へのオマージュ。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 12, 2022
Zoxea – Rap, musique que j'aime (1999) https://t.co/WbzAWGB0iO ブーローニュのラップグループ、サージュ・ポエット・ド・ラ・リューの中心人物であるゾクシーのソロデビューアルバム、À mon tour de brillerからのヒット曲「私が愛する音楽、ラップ」。ピアノのループが印象的。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 13, 2022
Grems – Futura (2022) https://t.co/FtwXFUDMvq グレムスことミカエル・エヴノは1978年ボルドー生まれのラッパー。フランス版のグライムであるディープコというスタイルをつくった。グラフィックデザイナーでもあるそうで、サウンドデザインが優れている。この曲のバックトラックもかっこいい。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 14, 2022
Jacques Dutronc – La compapadé https://t.co/7M4Y2wUljP ジャック・デュトロンの1966年のファーストアルバム収録曲で、デュトロン自身の作詞による最初の歌だが、「ソバヤ」のようないんちきアフリカ民謡の元祖である。これは1992年のライヴで、ジャニック・トップの重量級ベースが利いている。
— フランス語の音楽動画@ふつごぽん (@futsugopon_vj) May 15, 2022